【メディア】「115年前のピアノ覚醒」スタインウェイ社製 ~讀賣新聞~ | 浜松のピアノ奏者 森山雪子 生演奏・音楽制作・ピアノ教室

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「115年前のピアノ覚醒」スタインウェイ社製

浜松の起業修復 あす演奏会(2017年11月11日 讀賣新聞朝刊)

 

 

115年前に米国で製造された希少なスタインウェイ社製グランドピアノを、浜松市東区のピアノ専門会社「冨田ピアノ」が修復した。12日にアクトシティ浜松音楽工房ホール(中区)で、名曲を楽しむコンサートを開く。天然木を使って作られた名器の優しい音色がよみがえる。

 

スタインウェイ社は世界的なピアノメーカーで、1902年製のピアノは国内にはほとんど残っていないという。今回のピアノはもともと、米国の石油会社の創始者が娘のために注文して作られたとされ、様々な人の手を経て、現在は愛知県の調律師が所有している。

 

木目の美しいウォルナット(クルミ材)で作られ、ピアノ全体で響く音色はどこか優しい。脚の部分には美しい彫刻が施されている。

 

冨田ピアノは、低音部の弦に用いられる巻き線のメーカーで、ピアノの修復、調律も手がける。今回修復を依頼されたピアノは長年使われていなかったため。弦を打つハンマーやフェルトなどの消耗品が劣化していた。

 

当時のスタインウェイ社製ピアノに使われていた素材に限りなく近いものを探し出し、巻き線は米国から純正品を輸入するなどして、音色の再現に取り組んだ。

 

12日の修復記念コンサートでは、ジャズのスタンダード「A列車で行こう」やフォスターの「故郷の人々」など米国の名曲を、浜松市のピアノ奏者森山雪子さんが演奏する。コンサート後に修復されたピアノを弾くこともできる。社長の冨田健さんは「現代のピアノとは微妙に違う音の響き、味のある音色の良さを楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。

 

◎1902年製 ニューヨークスタンウェイピアノ復元コンンサート

日時:2017年11月12日(日)13:30/開場 14:00/開演

場所:音楽工房ホール(〒430-0929 静岡県浜松市中区中央3丁目9−1)

主催:冨田ピアノ有限会社

料金:前売り¥2,000 数量限定当日:¥2,500

お問い合わせ:053-421-0547(冨田ピアノ有限会社)