最近の投稿は自分ではないような感覚があり自分の中に眠っていた意識が声を出している感覚だった。


そう、まるで何かに取り憑かれたように目の前の景色が、セピア色からモノトーンに変わっていった。


なんでだろう。



なんで心に穴が開いている感覚があるんだろう。



ずっと悩んでいた。



NLPの教科書も見たし、ワークもした。



確かに言葉にしたり、紙に書く事で軽くなった。



だが、対処療法な感じで一時的だった。



根本治療が必要だと思った。



その為にはなぜこんな気持ちになっているか原因解明が必要だった。



僕は自動車整備士だから根本原因を調べないと気がすまない。



だが、なかなかわからない。



結局、まとめると鬱なのかなって思った。


鬱って言いたくない。


認めたくない。


間違えて欲しくないが、鬱を否定しているわけでもない。

ただ、自分にそういったラベルを貼るのは抵抗があった。



もっと違う原因があるのではないかと漠然と考えていた時だった。



昨日、気分を晴らす為に中学の友人達とオンライン飲み会をした。


最新の技術で県外の友達とも缶ビールを片手に同じ空間や時間を共有できる。素晴らしい時代だ。



その友人の一人に小学教師がいる。



僕に最近はどう?と聞いてきたので、当たり障りのない回答をした。


しかし、お酒も相まって少し本音が出た。


物質的なところに喜びを感じない。


精神的なところに興味がある。



何かやり残している。


このままでいいのか?


人生ってなんだ?


俺はなんのために生まれてきたのか?



そんな事が頭の中をぐるぐる回っていた。



すると、彼がこんなことを言ってきた。




「ミドルエイジクライシスって知ってる?」


初耳だった。



何か聞いてみると、40〜50歳くらいの中年に差し掛かった人たちに現れる精神的な病い。



"中年の危機"とも呼ばれている。



この症状は失望感や、人生の喪失感など第二の思春期とも呼ばれており、症状が悪化すると鬱や命を絶つ人もいるようだ。



まさにこれだと思った。



自分が感じていること、思っていることが一致している。



今はまだ解決策はないけど、原因がわかったから少し背中が軽くなった。



この壁を抜けると美しい世界が待っている。




僕はそう信じている。