家族とは?
血の繋がりだけで家族と決めつけてはならない。
そう教えられた作品であった。
テレビ録画をしていて見るのが遅くなってしまったが福山雅治主演の「そして父になる」を鑑賞した。
簡単にあらすじを説明すると、子供を取り違えられてしまい6年間育てられた福山雅治(良多)、尾野真千子が演じる野々宮一家と慶多、リリー・フランキー、真木よう子が演じる斎木一家と琉晴2組の家族の物語。ある日野々宮一家は、慶多が生まれた病院で子どもの取り違いが起きていたことを知らされた。
一度は元の家族に戻ろうと子供を入れ替えたが‥
説明するのが難しいので詳しくは、Wikipediaで検索していただければ。→ あらすじ
原作が
「ねじれた絆、赤ちゃん取り違え事件の十七年」という本だ。
昭和52年に沖縄で赤ちゃん取り違い事件が実際に起こったのをモデルに制作された。
この作品を見て、血より育てた時間の方が遥かに長く重いものだと感じた。
というより、子供がどう思っているかが一番大切だ。子供は本当に正直である。
作品では、数日取り替えた後琉晴が良多に「元の育ててくれた家に帰りたい」と本音を言う。
おそらく子供は、一緒にいた記憶を一瞬にして消すことはできないのだと思う。
こういった社会問題も実際、起こっているのだ。
違う形であっても前を向いて生きている人たちがいる。
私は今、ドキュメンタリー制作を始めようという段階でテーマを模索中だ。
(ということもあり、最近はよく映画やドキュメンタリーなどの映像作品を見るようになった)。
取材をする人は誰も自分たちでは支えきれない大きな悩みを抱えている。
全ては下ろせないけれど少しでも軽く感じられるよう寄り添い、下ろすのを手伝いたい。