ベガスへの出発前、最後の出勤日に予想外のトラップが。





とある新商品開発のための1回目の会議。


1回目とあって、企画、設計、デザイン、生産、営業、メンテナンス、、と勢ぞろいだ。



今回の議題は、営業がこういうものが欲しいっていう希望をあーだこーだと述べるのがメイン。



で、次の会議までに企画書とある程度の仕様をまとめます。という流れで終った。


いちおう仕様をまとめるところまでとは言ってるけど、


次の会議では、「なんかイメージ無いの?」って言われるのは目に見えてる。


なにかしら外観のアイデアを作っといた方が良さそうだ。





そこまでは問題なかったのだが、


じゃあ次の会議はいつにしましょうか。ってところで、


2週間後の火曜日でどうって話になった。




この案件の企画担当はFさん。


そして設計担当はNさん。


で、本体デザイン担当が僕。


本当にたまったま、今回のベガス行きのメンバーが集まっていた。




3人は一様に顔を青くする。


2週間後の火曜ってベガスから帰ってきて最初の出勤日じゃん。


それじゃ準備する時間ないよ。




いちばん大変なのは企画書まとめないといけないFさんなので、


ちょっとまったと、アメリカ出張はさんでるので次の週にして欲しいと提案。




そしたら営業が、長い時間飛行機乗ってるんだからそこでできるんじゃないの、と反論。



Fさんは救いを求めるように隣に座った上司に目を向けると、


その上司は、


そういやちょうどここにいる3人が一緒に出張いくんでしょ、それならできるでしょ。みたいな発言。




ぐ。


結局次の会議は、次の出社日に決定。


それまでに企画、仕様まとめ、イメージスケッチを起こす羽目になった。




確かに、


9時間も一緒に缶詰になってれば、その場でたっぷりとアイデアの検証ができるし、


意外と効率的にすすむかもとも思う。




初期デザインの案は帰国までに固めるとして、


問題はその会議までにレンダリングが間に合うかどうか。


賞味6時間しか無い。


モデリングに3時間、レンダリングとその修正に1時間。説明資料作成に1時間。


まあなんとかいけるか。他に割り込みがなければだけど。




本当は、「この構造ならいける」っていう確証が無ければ、


先に外観デザインしたって途中で方向が変わったりして無駄になることがあるので、


できることならそれまで動かずにいるのが一番だ。



でも、企画書とか仕様書とかそれだけ見てても、


会議に集まった人によってはイメージが沸きにくいということもあり、


なにかしら「絵」があった方が前に進めやすい場合もある。




それにたとえ現時点ではイメージだったとしても、


CGがあるか無いかでは会議が全然違うものになる。


うまくいけば、新製品のイメージに色めきだって、場が一つになる。



その瞬間は、この仕事やってて良かったと思える時のひとつだ。





ただ、危険な部分も。


CGを見ると、もう製品が出来たと思い込んじゃう人がいて、


本当はここから検証とそれにかかる時間が必要なのに、


まだ出来ないのか?時間かかりすぎだろう、と言われたりする。



こうなると開発に余計なプレッシャーがかかる。


なんどスケジュール説明しても、聞かない人は聞かないし。




ま、愚痴はいいや。





これで機内でのんびりドラクエ5ってワケにもいかなくなったので、


DSは置いていこうかしらん。。





いや、持ってこ。


アイデア出しには気分転換が必要だ。