米国代表のW杯予選敗退に思うこと | 咲花正弥 オフィシャルブログ 「Masaya Sakihana」 Powered by Ameba

米国代表のW杯予選敗退に思うこと

アメリカ代表が来年のワールドカップ出場を逃しました。

1年前に代表から退き、約1年経って当事者ではなくなっているものの非常にショックなニュースでした。

以前から協会の方針や進んでいる方向に疑問を感じるところはありました。現場とマネジメントとの考え方の乖離やコンセプトのずれを感じ、当時の監督を含めコーチングスタッフとはよく議論をしたものです。

さまざまな要因と他の試合結果が絡み合っての結果とはいえ、8大会連続出場という記録が途絶えたのはショックでした。

この結果を受けて今後アメリカのサッカーがどのような方向に進んでいくのか。その一時期を関わった者としては興味があります。

試合後の記者会見で「今のシステムを変える必要はない」と言い放ったアリーナ前監督。「終了間際のポストに当たったシュートがあと数センチ内側にいっていればせめてプレーオフにまわれたはず。そんな僅差の試合結果で協会の根底から全てを変える必要はない」という旨のコメントを発した協会幹部。

2000年初めに陥ったスランプから国を挙げて立て直しを図ったドイツとあまりにも対照的な発言。


アメリカというサッカー後進国でありながら、このような発言ができるメンタリティーに大きな失望を感じました。

ワールドカップ出場が当たり前のようになり、ベスト16も珍しくなってきた国が突如陥った大きなスランプ。これを機にアメリカサッカーが良い方向へ進むことを祈るとともに、こういったこが日本のようなサッカー中堅国に起こらないことを祈るばかりです。