ドルトムント
今回の視察の最終日はドルトムントを訪問。
ここには若干17歳で米国代表デビューをした選手が在籍していて、ドルトムントのトップチームでリーグ戦ですでに2得点をあげてブンデスリーガの記録を塗り替えたばかりです。
トゥヘル監督の計らいで練習を見させてもらい、その後監督やコーチともミーティング。屋内のトレーニング施設での個々のフィジカルトレーニングも見学させてもらいました。
外での練習ではすべての選手が黙々と取り組む姿が印象的で、やはり基本的なボールタッチのクオリティが高く、基本的な練習でもオフザボールの動きやポジショ二ングを忠実に行っていました。
もうひとつ印象的だったのは、グランドにいるスタッフが非常に少ないこと。ふつうのチームだとコーチングスタッフ以外にトレーナーやドクター、エキップ係やメディア担当などさまざまな役割の人々が複数同じグランドの周りに待機しています。
ドルトムントは監督を含むコーチングスタッフ4人がフィールド上にいる以外はひとりのトレーナーが外で見ているだけ。用具係もスパイクを替える必要のある選手がいるときだけ出てくる程度です。
練習中の合間に水が必要であれば選手がタッチラインの外に置いてあるボトルをとりにきて他の選手に渡します。練習後には使った練習用具やボールは若手が率先して片付けていました。
今の米国代表だとスタッフの数が多く何から何までやってあげているのが現実。今回の練習を見て内容だけでなく、運営の仕方やスタッフの人数のことも考えさせられました。
練習後には香川選手も挨拶に来てくれて、ジムでリカバリーをしながら少し話すことができました。
ドルトムントからは列車でケルンを経由してフランクフルトへ。
(写真は車窓から見えたケルンの大聖堂)
そこからアリゾナに戻ります。
今回は5日間で6都市まわることができました!