結果② | 咲花正弥 オフィシャルブログ 「Masaya Sakihana」 Powered by Ameba

結果②

次に紹介するのは、アメリカ・プロゴルフ・ツアー(PGA)の選手。先週のトーナメントで、プレーオフの末2位となったものの、昨年怪我で1年プレーできなかったことを考えれば、ここまでのカンバックは素晴らしい結果です。

昨年はひたすらアスリーツ・パフォーマンスでリハビリとトレーニングを続けていました。彼はプロに転向する前には「全米アマ」というアマチュアの全米一を決める大会でも優勝し、アマチュア枠で「マスターズ」にも参加したことのある選手でした。ところが膝の怪我から思うようにプレーできず昨年は手術をし、1シーズン全くプレーが出来ませんでした。小柄な選手で、膝の痛みを抱えながらプレーしていたときは、ドライバーの平均飛距離が265yd。そして手術、リハビリ、トレーニング、そして練習を1年間辛抱強く続けた結果、今シーズンの平均飛距離は295yd。怪我をしていなかった時期のベストでもせいぜい281ydぐらいが平均でしたから、体が健康になり、トレーニングと練習の相乗効果でここまで飛ばせるようになりました。コントロールが元々良い選手なので、飛距離が出るようになるとトップで争えるようになります。今シーズンも先日の2位になった大会まで、すでにトップ10に数回入っていて調子が上がってきているところでした。プレーオフで破れたものの、彼からのメールの内容は非常にポジティブ。この選手すでに一度優勝した経験がありますが、これからも体をケアして健康でいれば、何度も優勝争いに絡める選手になると思います。

世界陸上で優勝した選手は言うまでもなく素晴らしい「結果」を出しましたが、このゴルファーのように2位になったとしても、それまでの過程を考えれば優勝でなくても大きな結果を残したと言えるでしょう。ただこの2位はあくまでも通過点であって、常にその先の大きな目標を常に追いかけてこれからもプレーしていく、という気持ちが彼のメールからは伝わってきました。