中国より帰りました

アリゾナの家に着いたら、なでしこの試合もPK戦に入るところでした。携帯でゲーム内容のアップデートを見ていましたが、なでしこがPK戦に持ち込めば必ず勝てると思っていました。今までに何度となく同じ試合運びで先制したチームが追いつかれて、PKまで持ち込まれて負けるのを観てきましたから、アメリカの方にプレッシャーがあると思いました。

アメリカのワンバックという選手は5年程前にAPで指導をした選手でもあり、彼女のプレーだけでなく、チームを鼓舞して引っ張る姿勢や、負けても自分から日本の選手へ歩み寄って握手をしているシーンを観て彼女のアスリートとしてだけでなく、彼女自身の「人間性」の素晴らしさを画面を通して観る事が出来たのも嬉しかったです。

それにしても日本の女子がW杯で優勝するとは！今年の5月に名古屋であったサッカー関連の学会で、パネラーとして私と一緒に佐々木監督も参加されました。その時に監督は「選手は必ずメダルを獲ってくれると思います。」と断言されていました。優勝という目標を持って臨んだこそからの優勝だったのだと思います。

中国でのキャンプについてはまた詳しく書きますが、やはりアジアでは日本のサッカーが非常にリスペクトされているのを感じました。9月にはオリンピック予選で中国は日本と直接対決をするので、楽しみにしています。