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防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 震災直後から宮古周辺の海中を撮り続けておられる水中写真家

 鍵井 靖章さんの写真集「せかいの海」を

 後藤康文様より田老町漁協へ寄贈いただきました

 ありがとうございました

 

 震災直後の海はどこに何があるか解りませんし、海底に沈んだ建物とか機器などは突起物だらけで潜水中に引っかかったら大変です

 きっと潜るのは抵抗があったと思うんですけど

 海の中がどんなになっているか

 ほとんどの人が知るよしもないわけで

 凄惨な海底風景

 その中で強く生きている生物を捉えて

 それを世に出して下さいました

 

 私も仕事上、水中の状況を確認したいことがよくあるんですけれども

 潜れないので、防水コンデジを海中に突っ込んで水中撮影して後で確認するというようなことをよくやります

 光も色も空中とは全く違いますし、空中より透明度が極端に落ちるので

 30枚撮って、なんとか使えそうなのは1枚あるかないか

 という感じです

 使えるとはいえ、色はだいたいおかしい

 

 プロだから当たり前なのかも知れませんが、この写真集に写っている生き物は陸上より色鮮やかです

 


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