土砂崩れの災害復旧現場。
毎日おさるさんが登場する。100匹ぐらいのグループのようだ。
次々と竹やぶから道路におり民家のフェンスを乗り越え目の前を通過していく。
大人の猿、まだ子供の猿、はたまた母猿に、しがみついたおんぶ猿。
毎日おさるさんが登場する。100匹ぐらいのグループのようだ。
次々と竹やぶから道路におり民家のフェンスを乗り越え目の前を通過していく。
大人の猿、まだ子供の猿、はたまた母猿に、しがみついたおんぶ猿。
猿の身体能力はすごく、犬猿の仲なんて言っても、犬では絶対猿に触る事すら出来ないなと考えていると、いきなり雄叫びを上げたおっさんが登場。どうやらフェンスの中の家の主人のようだ。
あまりの雄叫びに驚きながらもおっさんの顔を見てみた。やばい完全にいっちゃっている。。
『すごい猿の数ですね』なんて間抜けな事をうっかり話かけなくて本当に良かったと思う。。おそらく畑の野菜など相当被害にあっているのだろう。。
そんな中おさるさん達は、とうもろこしらしき物をくわえ次々と竹やぶに逃げていく。おっさんは投石をしたり、爆竹を投げたりしている。もちろん顔はいっちゃっている。
そしておっさん爆竹を投げるのが遅れ、自分の手から離れた瞬間に、『パンパンパンパンッ!』思わずおっさんひるむ。それを見ていた私の顔も思わず緩む。そしてうっかりおっさんと目があってしまった。。
恥ずかしかったのか、おっさんが訳の分からない笑みをこぼした。なんの笑みだったのかまったく意味不明だったが、とりあえず私もあいそのような意味不明な笑みを返しておいた。年齢立場を越え心が通った瞬間だ。
おっさんとおさるさんの戦いは続くだろう。おっさんに捕まる事はないだろうから、おっさんが息耐えるまで。。
この物語は、事実を元に作成してありますw