マイクロソフト農業クラブ、米国シアトル特派員の東條と申します。

私は日本のマイクロソフトで10年ほど働いていましたが、今年の2月からマイクロソフト米国本社に転勤し、現在はワシントン州シアトル近郊に住んでいます。シアトルはイチローが活躍するマリナーズの本拠地なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。気候はちょうど日本と同じような感じですが、地図で見ると稚内より北に位置しているので、日照時間が長く、この4月でも8PMぐらいまで明るいです。

私も「勝俣の思いと志」に動かされた一人です。2025年の食糧危機問題を聞き、短期的な生産効率を求め荒れ果てた耕地の存在を知り、一方で日本の伝統的な農法を学び、家族でもアイガモ農法の田植を体験しながら、微力ながら日本の農業生産者の皆さんの支援ができればと考えるようになりました。

今、世界の目は新興国に向いており、これから日本という国は非常に難しい立ち位置に置かれることは間違いありません。そんな日本を元気にするのは「農業」だと確信しています。

日本での農業クラブの活動にはなかなか参加できませんが、日本に居ないからこそ分かること、またこちらシアトルの農家の取り組みなど、少しずつ調査して皆さんにご報告できればと思っています。

農地へ定点観測用のWeb カメラを設置してインターネットから作物の生育状態を観察できるようにしました!

Web カメラの設置例: (設置場所は研究段階なので簡易的な取り付けです)

マイクロソフト農業クラブ-Webカメラ設置例


インターネットから確認した Web カメラ映像: (上の設置例のように取り付けた時の映像です)

マイクロソフト農業クラブ-Webカメラサイト


現在、インターネットからリアルタイムで確認できる映像のサイトを準備しています。

準備が出来次第、このブログに貼り付けたいと思います!



事前準備

このブログ記事では Web カメラ 第 1 弾の記事としてWebカメラを設置した際の事前準備について書きたいと思います。


Web カメラをインターネットから常に観察する方法としては、大きく 2 つの方法があります。

1. 自宅PCをサーバーとして使用し 安いWeb カメラと無料フリーソフトを利用して作成する "自作ライブカメラ" の設置
2. "ネットワークカメラ" という、定点観測や防犯用ライブカメラ等に導入されている製品を利用した設置


"方法 1. 自宅ライブカメラ" の場合、設置に掛かる費用は Web カメラのみですので安価で済みます。
既に Web カメラをお持ちであれば、費用一切掛けずに行うことも可能です。
なお、ライブカメラの設定を行う無料フリーソフトも何種類かあるため好みに合わせて使うことができます。
代表的なソフトを以下に挙げます。

LiveCapture

ListCam

"方法 2. ネットワークカメラ" の場合は、ネットワークカメラという定点観測用に作られた製品であり、それ自体が Web サーバーとして機能します。
様々な会社からメーカーが出ており、メーカーや製品によって性能が異なります。以下の、ネットワークカメラ比較サイトが選び際の参考になります。


ネットワークカメラの比較


今回は、農地へ設置することが目的です。
"方法 1. 自宅ライブカメラ" の場合は安価で済むのですが、設定を全て自力で行う必要があるため十分な知識が必要となります。
また、自宅サーバーを立てる必要があるため、サーバーの維持管理などに時間を費やす必要もあります。
一方、"方法 2. ネットワークカメラ" は、ネットワークカメラ自体が Web サーバーの役割を持っており、製品に付属するマニュアルに従うだけである程度の設定を完了することができます。
また、ネットワークカメラには無線LANを備えた製品もありますが、"方法 1. 自宅ライブカメラ" の場合は USB で接続する有線 Web カメラが前提なので、農地に設置する場合は設置場所に制限が出てきます。
雨天時や、農作業時に生産者の邪魔にならないためには、無線環境の方が現実的です。



以上の点から、今回は "方法 2. ネットワークカメラ" の方法でカメラを設置することにしました。
事前に用意した機器は以下の通りです。


用意したもの:

1. 無線ネットワークカメラ (購入)

PLANEX 有線/無線LAN 両対応ネットワークカメラ CS-W04G (参考価格 14,800 円) 実売価格 (7,980 円 (2010/4 現在))
2. 無線LAN 環境 (農地から 30m ほど離れた住まいに設置してあるものを使用)
バッファローのアクセスポイント
3. ノート PC (ネットワークカメラ設定用)


以上で、事前準備は終了です。
次回の記事では、ネットワークカメラの設置/設定を取り上げます。



マイクロソフト農業クラブの活動予定

なお、マイクロソフト農業クラブでは Web カメラの設置以外にも様々な活動を行っています。
今年の上半期に行う主な活動内容を記載しますので、興味のある方がお気軽にご連絡ください。
私たちと一緒に、ものづくりの原点である農業を応援しましょう!


5月 田植え体験
6月 ITセミナー (農業とITをつなげるセミナー 第2回目)
7月 「米」勉強会
8月 ITセミナー (農業とITをつなげるセミナー 第3回目)
9月 稲刈り体験、青空市場 出展


農地へ Web カメラの設置などを担当している江口です。

この記事では、私が担当しているこのクラブの計画内容と自己紹介を記載します。


現在、このクラブでは農地へ Web カメラを設置して、インターネットに農作物の成長の様子を配信することを計画しております。

農作物の成長の様子を公開することで、少しでも皆様に農業の大切さや大変さ、面白さをわかっていただきたいと考えています。


耕作が本格化するこの 4 月の間に、インターネットに公開できるよう準備を進めている最中です。

近々、皆様に農地に設置した Web カメラの映像をお見せできると思います。

その際には改めて記事を作成し、皆様にご覧いただきたいと思いますので、今しばらくお待ちください。


宜しくお願いします。



私の簡単な自己紹介と以下に記載します。


祖父が米農家で父親も趣味で小さな畑を何面か耕していた家庭に生まれた私は、もぎたての野菜や収穫してすぐ精米したばかりのお米が食卓に並ぶことが当たり前の環境で育ちました。

ところが、上京し一人暮らしをはじめると、仕事や私生活の雑多な用事に時間を取られて、野菜を食べることすらせずに、ただお腹を満たすためだけの食生活を過ごしてきました。

日に日に体調や気力が落ちていく原因が、食生活の変化だと気付いたのは、随分後のことです。

それからは、食生活を改善するため自炊を心がけ、親からの野菜の仕送りや、生産者の顔がわかる信頼できる環境で育った農作物の取り寄せなどを通じて、幼い頃に身近にあったはずの農業の大切さを、今、改めて感じています。そして、自分をここまで健康に育ててくれた農作物やその後ろにいる生産者の方に、とても感謝しています。


私はそういった想いから、このマイクロソフト農業クラブへ参加し、生産者を応援するため活動しています。