「はじめての繭期2021」が終わりました
そしてTRUMPシリーズの最新作ミュージカル「ヴェラキッカ」の詳細が発表になりましたね
公演は東京と大阪であるようで、東京が1月大阪が2月だそうです
ミュージカルの有名どころが結構出るみたいなので、チケットは取れないかもしれませんね
黒世界を見終わって、リリーはなぜあんなにも優しいのか改めて考えてみました
リリーもソフィも基本的なところは同じなんですよね
ソフィはクランで普通に暮らしていたのに無理やりクラウスに噛まれて
望んでないのに不老不死にさせられてしまう
リリーはクランですぐにイニシアチブを取られて、知らないうちにウルを飲まさ続け
本人が望んでいない不老不死になってしまう
いわば、2人とも完全に被害者です
だからソフィはクラウスを、リリーはソフィを憎んでいます
殆ど同じように不老不死になった2人には決定的な違いがあります
それは罪悪感です
何百年もクランに閉じ込められた友達を解放するためだったとはいえ、リリーはクランの仲間をイニシアチブで自死させています
「黑世界」でもリリーはそれを許されない自分の罪だと告白しています
本人はみんなと死ぬつもりだったのに、死ねなくなったことで罪を償うことができなくなってしまったのです
この罪悪感はソフィにはありません
ウルが助けられなかったのも、ソフィの意志で決めたことではありません
こうなったのは全部クラウスが悪いという思いがあるからこそ
他人へ酷いことをしても心の奥でクラウスに責任転嫁しているのかもしれません
それに対してリリーは自分が犯した罪の責任をいつも背負っています
自分の罪の重さを感じているからこそ、またその罪を重ねることがないように
他人への優しさを忘れていないのでしょう
#その優しさが裏目に出ることも多いのですが
リリーが「雪月花」までの間にどう変わっていくのか、変わらずにいられるのか分かりませんが
また旅を続けるリリーを見てみたいものです
今までは「TRUMP」から「LILIUM」の間の話が多かったですが、これからは「黑世界」のように
「LILIUM」以降の話が増えてきてほしいですね