訣別の一皿
季節はもう秋ですね、日本どころか、世界中これから素晴らしい食材の時期に
巡り会える日々が多くなります。
高級食材といえば、たくさんこの世に流通していますが、今日はもっと庶民的
な味について語ろうと思います。
ここ最近といわず、何年もの間かなり浸透した料理がある。
パスタ。
今やイタリア料理店だけでなく、居酒屋から専門料理店にわたるまでテーブル
の上を賑わせるようになった。無論、自分の働く店にも簡素ではあるが用意さ
れている。
パスタといえば、みな自分の好みの味があり、求める物も様々だ。
しかし僕らおじさん世代は、パスタといわれるそれは、スパゲティとしての方
が馴染みがあるかもしれない。
そんなスパゲティの初めての味は、だいたいの人はミ-トソースかナポリタン
であるとおもう、今となっては、食事に行ってもあまり頼む事もない。
いや、確実に記憶の片隅においやられている。
ミートソースは、ボロネーゼといって店に残っている所がまだあるが、ナポリ
タンは、和製イタリアンからか、あまり見なくなっている。
昔は今みたいに、市販のパスタソースもそれ程なく、幼い頃、母の作る本当の
手作りの味は、缶詰のミ-トソースではなく、ナポリタンであった。(当時は、
ハンバーグに並ぶ、最高にお洒落な料理でもあった。)
たまにはと思い、自分で作って食べてみた・・・!?
何か違う、もっとおいしっかたような気が!?
大人になってしまったからだろうか?初めの何口かはいいが後に続かない。
子供心においしかったそれは、今となっては少しクドい様な気がした。
そこで自分は母が入れなかったものをいれてみた。
白ワインと鷹の爪を少々・・・!!
結果は上出来でした。白ワインを入れる事で、ケチャップの妙なベトベト感も
なくなり、鷹の爪の上品な辛みでスッキリと飽きがこなく食べれる様になりま
した。
これ以来、新しい味に代わり、少し大人のナポリタンとして生まれ変わりました。
もちろんお店でもお客さんに提供しています。
母にも味見をしてもらいたいのですが、母はかれこれ、7年前に他界をしていて
それも願わず今日に至っているわけです。
末期ガンという、重い病床に伏せてしまった母に、親孝行という事すらできなく、
後少しの命で、恐怖と苦痛に耐える姿に、僕は何もしてあげれなかった。
今更ながら、申し訳なさと、ありがたさでいっぱいだ。
たいした物でもないかもしれないが、ここに誓いたい。
幼い頃作ってくれた母の懐かしい味は、今は訣別の一皿となり、料理する楽しさ
に気づかせてくれた。
自分にとって、ありがたいものである。
これを私事ながら、母に捧げる料理としたい・・・
巡り会える日々が多くなります。
高級食材といえば、たくさんこの世に流通していますが、今日はもっと庶民的
な味について語ろうと思います。
ここ最近といわず、何年もの間かなり浸透した料理がある。
パスタ。
今やイタリア料理店だけでなく、居酒屋から専門料理店にわたるまでテーブル
の上を賑わせるようになった。無論、自分の働く店にも簡素ではあるが用意さ
れている。
パスタといえば、みな自分の好みの味があり、求める物も様々だ。
しかし僕らおじさん世代は、パスタといわれるそれは、スパゲティとしての方
が馴染みがあるかもしれない。
そんなスパゲティの初めての味は、だいたいの人はミ-トソースかナポリタン
であるとおもう、今となっては、食事に行ってもあまり頼む事もない。
いや、確実に記憶の片隅においやられている。
ミートソースは、ボロネーゼといって店に残っている所がまだあるが、ナポリ
タンは、和製イタリアンからか、あまり見なくなっている。
昔は今みたいに、市販のパスタソースもそれ程なく、幼い頃、母の作る本当の
手作りの味は、缶詰のミ-トソースではなく、ナポリタンであった。(当時は、
ハンバーグに並ぶ、最高にお洒落な料理でもあった。)
たまにはと思い、自分で作って食べてみた・・・!?
何か違う、もっとおいしっかたような気が!?
大人になってしまったからだろうか?初めの何口かはいいが後に続かない。
子供心においしかったそれは、今となっては少しクドい様な気がした。
そこで自分は母が入れなかったものをいれてみた。
白ワインと鷹の爪を少々・・・!!
結果は上出来でした。白ワインを入れる事で、ケチャップの妙なベトベト感も
なくなり、鷹の爪の上品な辛みでスッキリと飽きがこなく食べれる様になりま
した。
これ以来、新しい味に代わり、少し大人のナポリタンとして生まれ変わりました。
もちろんお店でもお客さんに提供しています。
母にも味見をしてもらいたいのですが、母はかれこれ、7年前に他界をしていて
それも願わず今日に至っているわけです。
末期ガンという、重い病床に伏せてしまった母に、親孝行という事すらできなく、
後少しの命で、恐怖と苦痛に耐える姿に、僕は何もしてあげれなかった。
今更ながら、申し訳なさと、ありがたさでいっぱいだ。
たいした物でもないかもしれないが、ここに誓いたい。
幼い頃作ってくれた母の懐かしい味は、今は訣別の一皿となり、料理する楽しさ
に気づかせてくれた。
自分にとって、ありがたいものである。
これを私事ながら、母に捧げる料理としたい・・・