以前から書いているように、
いま『ローズ・イン・タイドランド』『パンズ・ラビリンス』『ミツバチのささやき』
の評論を書くために作品の分析をしています。

どう分析してるのか、を大まかに説明すると


①分析の準備
・ストーリーをある程度文章に起こす。
・登場人物の相関関係、役の立ち回り等を図や表にする。
・ある程度作り手の客観的なメッセージなり主張なりを理解しておく。
・既存の評論やレビューのポイントだけチェックしておく。
(監督のインタビューはあてにしない)

②実際に鑑賞しながら①を裏付けする各ショットの分析
・ショットごとの映像の演出の分析
(役者の演技や立ち位置、画面の色や色調、カメラアングルとセット美術や風景による構図、光と影の作り方等)
・各ショットがどうつながれているかの関係性を考える。

③①の裏付けの意図からこぼれ落ちたショットの洗い出しと分析

④自分なりの新たな仮説設定とその実証の分析を繰り返す

⑤作品の自分なりの解釈・読み換えをまとめて、評論として提出する


という形になるかと思います。
まあ、最初はどうやったってそんな形にならざるを得ないと思います。

いまは雑誌社に売り込もうとしてるので、この一般的な方法しかありえないんです。
もしこの方法で仕事がもらえるようになったら、次を考えたいです。


是非ともいつか他の方法に切り替えてみたいですね。
自分でラディカルな分析方法が作り出せたら楽しいだろうなあ。

でもきっとそれはもう評論という範囲からはみ出ちゃうかもしれませんね。


映画作品を全く別の形で解釈しなおす。

まずは作品の捉え方を考えなおし、
次にその評論のアウトプットの方法も考えなおしたい。


むかし誰かが言っていた
「映画について書くことは、すでに映画を撮ることと同義であった。」


なんて幸せな言葉なんでしょうか。



ちなみにいま取り組んでいる評論は3作品の比較という形式を取っているので、
前述の方法には収まりきらず、
作品の分析を通した、
一般的な映画学についての言及をすることになります。
いきなり、幾分アカデミックな論文に挑戦することにしました。


とりあえず自分の限界にチャレンジしてみます。