タイトル怪しいですね。
いまひとまず書いてる評論は
『ローズ・イン・タイドランド』('06、テリー・ギリアム)
『パンズ・ラビリンス』('06、ギレルモ・デル・トロ)
『ミツバチのささやき』('73、ヴィクトル・エリセ)
の三つを平行して比較しながら書き進めているところです。
正直言って比較して何が出てくるか、本当に比較する意味があるのか、
というのがまだ定まっておりません。
一番やりたかったのは『パンズ・ラビリンス』です。
3つとも「不思議の国のアリス」的な物語形式で、
かなり図式的には似通っている作品なんですが、
その図式を通して描かれる世界観には、はっきりと断絶があり、
そうした類似点と相違点を並べるだけでも
かなり面白いんです。
目指したいのは、この3作品を通して、
精神分析的な映画作りとそれに賛同する評論家を攻撃すること。
「ああ、これ《父の不在》ってことでしょ。」
とか言ってるやつの鼻っ柱を叩き潰してやりたいわけです。
何年か前から、カンヌやベネチアで賞を取るのが、
こういった分析が容易に出来ちゃう作品が多い気がして、
正直言って見ててイライラします。
お前の自己満足のために、映画の中とはいえ、登場人物をあそこまで苦しめていいのかと。
あー、方法が定まるまで程遠い。
やりながら考えるしかないですね。
別の方法としては、デヴィッド・リンチの『インランド・エンパイア』を持ち上げて、
リンチの今までの他作品に決別する方法もあるんじゃないかとも思索中です。