2つの事...
1つは、苛められていたという事...
もう1つは、私が(彼が亡くなった)連絡を受けた日の、早朝に夢の中に現れていた、という事...
1つめの、苛め...
この事は、そんな素振りも仕事上では分からなかった...(彼の就職先は私の知人が勤務していた会社だったから、割りと頻繁に仕事上でも様子はうかがう事が出来ていた)
彼が亡くなる1週間前に、三○さん、から嫌がらせを受ける事がある
と聞いていた
私は、その、三○さん、という、人物をまるで知らなかったので、いつか職場に行った時に調べてやろう、と思っていたが、まさか、調べる前に逝くとは思わなかった...
もう一つは
自殺する半年前に引っ越した賃貸物件の事
勿論、賃貸物件の場所は聞かされていた
しかし、私は彼が亡くなる前まで、行った事も近付いた事さえも無かった
不思議と…
亡くなる1週間前にこんな話しをしていたのを、覚えている…
実は俺の部屋に、幽霊がいるんだ…
へ?
その時の私は、今の様に見えない世界を知らなかったし、見えなかった、審神者も出来なかった。
だが、彼は嘘をついている様には思えなかった
何故ならば、具体的過ぎる話しを私にするのだから…
夜になると、声が聞こえるんだ
男の声が…
一緒に行こう
と呼ぶんだ
と…
へ?
私は呆然と口を開けて、ただ聞く事しか出来なかった…
彼が遊びに来た時、ふと話していた事だった
そして、亡くなったその日の朝の夢に彼は現れていたのだった…