45冊目:ゼロから教えて新人教育 | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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読んだ本の感想とたまーに日常( ᐛ )

ゼロから教えて新人教育

大部 美知子

2020/12/01

 

 

 

 

★ひとことまとめ★

新人育成にお悩みの方に!

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】

リーダー向けの研修に長年従事してきた著者が、現場から「これを知りたい」と求められている内容を中心に 章ごとに解説。
タイプ別指導法や困ったケースへの指導法など、 イラスト図版を中心にわかりやすく解説。
 
 
【感想】
会社で新たに新人育成を担当することになったため、人に教えるに当たって注意した方がいいことなどをきちんと学び直そうと思い読みましたお願い音譜
既に知っていることや心掛けていることもありましたが、改めて学び直してみるとなるほど!と思うことや、もっとこうした方がいいのか!と思う部分がたくさんありました。
 
 
 
リーダーとしての心がまえ(P21)
①自分が完璧である必要はない
完璧であろうとすると
→部下が失敗してはいけないと萎縮してしまう
→自分自身もプレッシャーを感じてしまう
→自分の成功した経験しか伝えられなくなる=仕事の幅が広がらない
 
②自分が先生であろうとしない
自分が先生であろうとしすぎると
→「正しくなければならない」という思いにとらわれて、自分自身にストレスがかかってしまう
 
 
目標達成で大切にした3つのポイント(P31)
・部下の現状を把握する
→得意分野・不得意分野は何か
→性格の強みと弱みはどのようなところか
→これまでにどんな経験を積んできたのか
 
・指導期間の終了時にどうなってほしいのか、ゴールを設定する
→得られるものは何か
→どんなスキルが身についているか
→プロ意識はどう変わっているか
 
・行動プランを明確にする
→①何を、②いつまでに、③どのように実践するかを決める
→具体的な数字を入れていく
→何から着手しているか、優先順位をつける
 
 
途中経過の確認をする(P38)
→最初はやる気があっても、途中でかならず下がることがあるため、維持させるにはフォローが必要
→仕事の進捗状況によって、指導プランを調整する必要が出てくる
 
 
途中経過の確認の会話例(P45)
「達成度を100点満点にすると、何点ぐらいになるかな?」→達成できた度合いを確認する
「マイナス30点は何が足りなかったのかな?」→足りなかった点を明確にする
「その原因はなんだと思う?」→原因を考えてもらう
「原因がよくわかったいるね。ではそれに対して今後はどうすればいいと思う?」→具体的な改善点を明確にする
「そうだね。今回の取組でどんなことを感じた?」→総合的に振り返ってもらう
 
 
話を簡潔にまとめるPREP方(P54ー55)
①POINT(結論)
最初にポイント、結論を述べる
→できるだけ肯定系で伝える、一文を短くする
②REASON(理由)
その理由を話す
→ポイントを絞る、複数ある場合は最初に数を告げる
③EXAMPLE(具体例)
具体例を挙げ、納得をうながす
→具体的データや実例を紹介、数値を入れる
④POINT(結論の繰り返し)
最後にもう一度自分の言いたいこと、主張を繰り返す
→繰り返す
 
 
名刺交換のきまり(P89)
・訪問者から先に渡す
・相手より自分の立場が低い場合は先に渡す→お金をもらう側が基本は先っぽい。
・訪問者が複数名の時は役職が上のものから渡す→上司・上司、上司・部下、部下・上司、部下・部下
・複数枚なら名刺入れの前に並べる
→上席の人を名刺入れの上にと教わったこともありますが、3〜4名の時もありますし、着席した時に、あれ…誰が一番上席だっけ??と考えるのも時間の無駄ですし、名刺入れから落ちちゃった時とか気まずいので、最近は並べるようにしています。
また、この本では名刺入れは”右側”に起きましょうと書いてありましたが、左利きの人はそれでもいいと思いますが、右利きのかたはぶつかってしまうこともあると思うので、右利きの人は”左側”に置くのがいいんじゃないかなと思います。
 
 
紹介する順序の原則(P92)
・先に目下の人を目上の人に紹介する
・年下の人を先に紹介する
・地位も年齢も同じような場合には、より自分に近い人から紹介する
・家族を紹介するときは、先に家族を紹介し、その後相手の人を紹介する
→名刺交換意外で紹介する場面はあまりないかな〜??
 
 
正しい席次(P94ー95)
 
 
ティーチング的指導(P100ー109)
業務知識やスキルがない部下に効果的
なぜそれをするのかという目的を伝え、順序立てて教えることを心がける
・知識やスキルを教える
・やってみせる
・詳しく説明する
・させてみる
・フィードバックする
 
コーチング的指導
業務内容をいったん理解していて、実践に移るタイミングの部下に効果的
質問型のコミュニケーションで相手に考えさせる
・教えた知識やスキルを引き出す
・質問形式で問題提起する
・具体的に望ましいポイントを引き出す
・さらに問いかけて、考えを深めさせる
・承認し、補足ポイントを加える
 
カウンセリング的指導
落ち込んでいる相手をゼロの状態(健康な状態)に引き上げる時に有効
落ち込んでいる相手に必要なのは共感だけ。アドバイスしようとすると逆にプレッシャーを感じてしまう。(例:退職の相談を受けたとき)
・傾聴して、言葉をそのまま繰り返す
・話してくれた内容を要約する
・新人の価値観を汲み取る
 
 
聴き上手になれない理由(P110)
・自分の感想や意見を言いたい気持ちを抑えられない
・興味のない話題で、聴くのが苦痛に感じられる
・話し手を個人的に好きになれない
・相手の話している内容が納得できない
・話より聴くスピードのほうが速いため、先に話の結論が想像できてしまう
 →私これやりがちですね。。話している張本人より結論が先にわかってしまって、結論を口を挟んで言いがちです。。
 
 
してはいけない6つの聴き方(P115)
①質問型:「何があったの?」「誰かにそう言われたの?」
②同情型:「誰でも新人のときには、そう思うものだよ」
③助言型:「見習中だから、今はできなくて当たり前って割り切ったら?」
④学者型:「先週の課長から叱られたことを気にしているんだね」
⑤説教型:「社会人としての自覚が足りないんじゃないの?今ほかの会社に転職しても同じだよ」
→これ実際新卒入社した会社の先輩に言われましたね。おまえのその考えじゃどこいっても同じだよ、どこいっても辞めるだろうね。みたいなムキー
⑥ごまかし型:「たしかに、そういうときもあるよね。今晩カラオケに行って気分転換でもしようか、付き合うよ」
時間短縮のために要約してしまうのはNG!
聴くことが信頼関係につながる。一度聞いてもらえなかったと思うと、相手は本音を話してくれなくなってしまうので要注意。
人は自分の話を聞いてくれた人の話を聴くという特性がある。
 
 
言葉を合わせる4つの方法(P118ー119)
・オウム返し→相手の話をそのまま繰り返す
・部分返し→最後の言葉を繰り返す
・要約→相手の話を要約して繰り返す
・価値観を汲み取る→相手の話から、奥にある相手の真意を繰り返す
 
 
思いが誤解なく伝わるDESC法の話し方(P126)
Describe(事実)・Explain(感情)・Specify(提案)・Choose(代案)
 
 
注意する場合の会話例(P140)
・事実を確認する
・望ましい行動を伝える(具体的な行動)
・周囲への影響と本人にとっての利点(得られる結果)
 
 
叱る際にやってはいけない7つのこと(P142ー143)
①人格否定→性格ではなく行動のことを伝える
②過去のこと→今、起こったことを伝える
③感情的に伝えること→事実と感情を分ける
④「いつも」「また」と表現すること→そのときに起こったことだけに焦点にあてる
⑤長い時間をかけて叱ること→短いほうが効果出る
⑥「会社の方針」「ルールだから」といった表現をすること
 
 
否定語を使って指示するのは逆効果(P146)
望ましい行動をしてもらうには、禁止言葉でなく、こうしたい、こうしてほしいという状態を肯定的に話してイメージづけすることが大切。
 
 
新人が指示と違うことをするとき(P153)
・指示内容をどのように理解していたのか確認する
・指示したことを本人に復唱させて、確認する
・指示内容をメモにとらせる
・理由を尋ねる
・仕事の目的を説明する
 
 
新人が何度も同じミスをする(P157)
・原因を考えさせる
・やり方を本人に説明させ、間違っている部分を教えなおす
・できる人と一緒に仕事をさせて、お手本を見せる
・もう少し基本的な仕事から慣れさせる
 
 
新人が悪い報告をしてこない(P161)
・怒らずに理由を尋ねる
・悪い報告こそ、早くする必要性があると説明する
・自分(リーダー)に報告しづらい雰囲気がないか、顧みる
 
 
新人の言い訳が多い(P165)
・言い分を聞いて、認められる点は認める
・反省点を気づかせる
・「なぜ○○したのか?」と問い詰めず、「どうすれば○○できる?」と問いかける
 
 
部下のストレスサインを見極めるチェックリスト(P184ー185)
【生活面】
・もの忘れが多くなる
・休みや遅刻が増える
・身だしなみがだらしなくなる(髭をそらない、同じ服を着る、アイロンをかけない)
・急に太ったりやせたりする
・嗜好品(酒やたばこ)の量が増える
・ギャンブルをはじめる
・ひとりごとが増える
・ホウレンソウをしなくなる
【対人関係】
・周囲から離れて、ひとりで食事する
・食欲がなくなる
・ケアレスミスをする
・やる気が感じられない
・ボーっとしている
【攻撃的な行動】
・人の話を聞かない
・人の批判が多くなる
・ミスをしたときに、自己弁護をする
・行動がせっかちになる
・結論を急ぐ
 
 
 
人に教えるのは難しいな〜と思いますし、自分の教え方・接し方次第で相手の社会人人生が変わってしまうかもしれないので、すごく責任を感じています滝汗あせる
 
けれど、その責任感よりも、新人の方に会社で楽しく働いてほしい!という気持ちの方が強いので、がんばっていこうと思います!!
 
教育担当になりましたが、自分の営業目標の数字を減らされているわけではなく、むしろ昨年よりも上がっているので大変は大変なのですが、できるだけ会社では「大変」とか「忙しい」とかのワードは出さないようにしています。。。
新人さんが「自分のせいで忙しいのかも…」と萎縮しないように、できるだけ余裕を見せています。(実際自分が入社したときに、このような対応をされたことがあって悲しかったので)
 
今日もこれから来週のスケジュールを再度確認しようと思いますメラメラ