起立性調節障害がよくわかる本 朝起きられない子どもの病気
監修:田中英高
2020/02/09
★ひとことまとめ★
イラスト付きでわかりやすいです。
↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも
【Amazon内容紹介】
子どもが思春期になってから「朝、なかなか起きられなくなった」「遅刻や欠席を繰り返す」「午前中、ずっと調子が悪い」……。その症状、もしかしたら起立性調節障害かもしれません。一般には、まだあまり知られていない病気ですが、全国でなんと約70万人の中高生が発症しています。医療機関で調べても特に異常がなく、親や教師から仮病とみられてしまったり、場合によっては、そこから不登校や引きこもりにつながったりするケースも多くあります。本書では、症状の見極め方から診断法、治療法、日常生活の注意ポイントまでを専門医がイラストでわかりやすく解説。保護者、教育関係者必読の1冊です。
【本書の主なポイント】
*起立性調節障害(OD)は体の機能を調節する自律神経系の病気
*立ち上がった時に、脳血流の低下が起こり、めまいや頭痛などの症状が現れる
*思春期(中高生)に起こりやすく、精神的なストレスで症状が悪化する
*うつ病と間違われることが多いが、うつ病の薬で症状が悪化することもある
*周囲の無理解でいじめや不登校の原因になっていることも
*体調不良に気づいたら、中高生でも内科ではなく、まずは小児科を受診
*血圧低下や脈拍数の増加の傾向で四つのサブタイプに分かれる
*重症度を判定し、心理的ストレスに応じて治療法を決める
*日常では、生活動作を工夫し、水分や塩分を多めにとる
【感想】
学生の頃から立ちくらみなどがひどくて、年々悪化し今はしゃがむ→立つを行うだけで毎回めまい・立ちくらみがします

温泉などでものぼせているわけではないのに出るとき必ず目の前が真っ暗になります

専門の病院にも行きましたが結局は体質なのと、普段の生活で運動をしたり睡眠をちゃんと取る、水分をちゃんと取るなど日常生活で気をつけるしかないようで…。。(漢方も処方されましたが、高すぎて継続できませんでした。)
もう一度きちんと原因や、どんなことを気をつけないといけないか、確認しようと思い読みました

起立性調節障害(OD)には4つのサブタイプがあり
・起立直後性低血圧
→立ち上がった時、血圧の低下が大きく、血圧の回復が遅れる。
・体位性頻脈症候群
→立っている問に血圧の低下はないが、著しい心拍数の増加が起こる
・神経調節性失神
→立っているときに、突然血圧が低下し、意識が低下したり失神(脳貧血)を起こしたりする
・遷延性起立性低血圧
→立ち上がってしばらくしてから、血圧が著しく低下し、動悸や気分不良などを起こす。
私は起立直後性低血圧と神経調節性失神に当てはまります

自律神経である、主に活動を司る交感神経と、主に休息を司る副交感神経のバランスが悪いために体調が崩れたり、体調の立て直しが遅れてしまう。
自立神経の活動には25時間周期の概日リズムがあるが、ODでは午前中に交感神経が活発化せず、活動のリズムが5~6時間以上うしろにずれている場合や、周期が長すぎる場合や短すぎる場合がある。
季節や天候によって変動しやすく、春から夏の気温が上がり体内の水分が失われたりする時期や、低気圧の場合は血圧が低くなりやすく、症状が重くなることが多い。
秋から冬の気温の低くなる時期は交感神経が活発になりやすく、症状が軽快することが多い。
ODは体の病気だが、心理的ストレスによって悪化することがわかっている。心理的ストレスがあると、中枢神経の活動に影響を与え、自律神経のバランスが崩れるため、その結果ODが悪化する。
性格の傾向としては、
・幼い頃から「良い子」が多い
・周囲の人に合わせて行動する
・意思表示やわがままが少ない など
治療法は主に6つ
①説明・説得療法
②非薬物療法
③学校への指導や連携
④薬物療法
⑤環境調整(家族・友達)
⑥心理療法
まあほとんどがストレスなくしたり、周りの配慮だったり、生活改善で、基本は自分で注意して治していくしかない…
脳の血流を保つように工夫をする
・動き方を変える
→30秒以上かけてゆっくり立ち上がる
・食事で血圧を上げる
→塩分を標準より多めに取る。
・水分を多く摂るようにする
→目標は1日1.5~2L。これがなかなか難しいんですよね…とくに2Lとなると500ml×4本ということになるので、かなり気をつけないと忘れます…。
まあほとんどが病院で言われたことと同じでしたが、心理的ストレスも影響することを考えると、悪化したのは当たり前のことなのかなと…。
心理的ストレスをへらすことと、血流を改善させるために水分量を増やしたり、あとは運動をちゃんとやろうかなあと…。ジムよりもホットヨガをやっていた頃のほうが寝付きとかよかった気がする…

自分の体調を考えながら行動していかないといけないのは不便ですが、きちんと自分のキャパシティを知ることで体調も良くなっていくなら、頑張って色々と調節していかないとなと思いました

とりあえず最近は電車で倒れることもなくなりましたが、いまでも「やばいかな?次の駅まで立てないかもしれない」ということがたま~にあるので、そういうときは電車降りて休憩したりしてます



遅刻することもありますが、割と会社はそういうところは寛容なので、アポとかがなければ休んでいいよ~って感じでもあります。
そんな環境を存分にいかして、、ODもPMDDのほうも、のんびり治療していこうと思います
