真実の10メートル手前
米澤穂信
2018/07/07
★ひとことまとめ★
ミステリー好きな人は是非。
↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも
【Amazon内容紹介】
高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と 呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と 合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める……。太刀洗はなにを考えているのか? 滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執――己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。『王とサーカス』後の6編を収録する垂涎の作品集。
【感想】
またやってしまった。アッコちゃんシリーズと同じで、これは「王とサーカス」のあとのお話なのね。気になったやつ読むと前後がわからなくてたまに失敗するね。
記者・太刀洗万智の、活動のお話。いや~ミステリー好きは読んでいて楽しいはず。とはいえ、私は伏線とか拾えないタイプだから、ストーリーが進んでいくにつれてなるほど、そういうことだったのか、この太刀洗万智が言ったセリフにはこういう意図があったのかと知ることができて、読んでいて一緒に謎解きをしている気分になる。
インシテミルも満願もとっても読んでいてすっきりとする、なんか一つの事件を解決したような気持ちになれる本だけれど、こちらも同じ!
読んでいて爽快感というか、ミステリー好き、謎解き好きには本当にたまらないよね~。
次も米澤さん読みたいな~!