みなさんこんにちは。

名匠、スティーブン・スピルバーグが、自らメガホンをとった、自らの、

自伝的作品です。

幼い頃、暗い所が怖かったサミー少年は、母ミッツィ(ミシェル・ウイリアムズ)と、

父バート(ポール・ダノ)に諭され、生まれて初めて、映画を鑑賞しました。

「地上最大のショウ」というチャールトン・ヘストンやジェーイムズ・スチュアートが、

主演の作品でした。

その中の1シーン、列車と自動車が衝突する場面に、彼は感動しました。

父に列車と自動車の模型を買ってもらい、衝突させ壊してしまいましたが、

エンジニアの父が修理してくれ、母から、そのシーンを、フィルムに収めれば、

何度でも観れると、アドバイスされ、実写を撮ることに、目覚め、没頭して行きました。

ピアニストの母の芸術性と、優秀なエンジニアの父の間に生まれた彼には、

そういった能力が備わっていたのでした。

10代になったサミー・フェイブルマン(ガブリエル・ラベル)は、

ボーイスカウト仲間と、西部劇を作ったりしていました。

ある日母の母が亡くなり、落ち込むミッツィを元気づけるために、

一家でキャンプに出掛けます。

両親、サミー、3人の妹、そして、バートの仕事仲間で、家族同然で一緒に暮らす、

ベニー(セス・ローゲン)の全部で7人でした。

そこで、キャンプの模様を撮影した、サミーでしたが、母と、ベニーのただならぬ親密な、

様子が、彼を苦しめました。

母にそのことを話しましたが、2人の秘密ということにしました。

父のバートは、仕事で成功をを収め、住まいをアリゾナからカリフォルニアに、

引っ越します。

前の引っ越しでは、ベニーも一緒に来れたのですが、今回は、仕事の内容的に、

ベニーはアリゾナに残り一家とは別れることになりました。

カリフォルニアで、サミーは、ユダヤ系ということで、いじめにもあいましたが、

モニカという彼女も出来、学校行事の撮影が、大盛況を収めました。

モニカに卒業したら、一緒にハリウッドへ行こうと、言いましたが、あっさり断られ、

2人の関係も終わったのでした。

母は、アリゾナへ帰りたい、ベニーといたいと言い、両親は、離婚してしまったのでした。

ロサンゼルスに父と住んで、大学へ通うサミーでしたが、仕事が見つからず、

大学を退学しようかと悩んでいました。

サミーは映画のことはただの趣味と思っていた父でしたが、幸せなら、自分の道を、

進むように言ってくれました。

そんな時、放送局から1通の手紙が来ました。

そこで、サミーは、テレビの仕事の下っ端を言われますが、映画に興味のある、

彼に対し上司は、向かいの事務所の有名な映画監督に引き合わすべく、案内して、

くれました。

監督が戻るまで、事務所で待っていたのですが、貼られているポスターを見て、

彼は驚愕します。

ジョン・ウエインや、ジェーイムズ・スチュアート、リバティ・バランスを撃った男、

3人の名付け親、黄色いリボン等々、そうです、ここは、あの巨匠、

ジョン・フォード監督の事務所だったのです。

帰って来たフォード監督は、サムに、5分だけと言い、撮影のポイント、水平線の、

位置を話してくれました。

サムは、感謝を述べると、監督は俺の喜びだと言ったのでした。

こうして、サムはいよいよ映画の世界へ、飛び込んで行ったのでした。

その後の活躍は、説明の必要は、ありませんね。

スピルバーグ監督の、映画の原点が描かれた傑作で、なかなか深いお話でした。

ただ1点ジュラシックパークが、日本を代表する映画、ゴジラに基づいていることが、

出てこなかったので、ちょっと残念でした。

いや~映画人ってちょっとのきっかけで、作られたりなんかしちゃったりして。

広川太一郎の唯一の弟子、広川太三郎でした。