みなさんこんにちは。

1991年のクリスマス、英国の王家一族は、例年通り、

エリザベス女王の私邸サンドリンガムでのクリスマスのお祝いに、

集まります。

その頃、ダイアナ(クリスティン・スチュワート)と、チャールズ皇太子

(ジャック・ファーシング)の仲は、冷え切っており、不倫や、離婚の、

うわさが飛び交う中、ダイアナ以外は、平穏を装っていました。

王室の執事の、グレゴリー(ティモシー・スポール)は、王家の人々を、

迎えていましたが、ダイアナが現れないことに、気をもんでいました。

その頃ダイアナは、自ら車を走らせ、サンドリンガムに向かっていましたが、

道に迷い、自らが幼い頃過ごし、今は廃墟となり、立ち入り禁止で、

管理されている、スペンサー家の屋敷にたどり着きました。

そこは、サンドリンガムからは、ほど近く、王室の、料理長、

ダレン(ショーン・ハリス)が、彼女を見つけました。

グレゴリーからは、伝統は、守らねばならないものと、諭され、

彼女は、しぶしぶ従いました。

彼女は、クリスマスが催される、3日間の装いを、全て決められており、

侍女がついていたのですが、親しい侍女の、マギー(サリー・ホーキンス)じゃないと、

ダメだと言い張りました。

マギーは、ダイアナに、あなた自身が武器なのだと諭しました。

翌日、グレゴリーの命で、マギーは、ロンドンへ帰されてしまいました。

ダイアナは、しぶしぶ食卓につきましたが、ひどい拒食症で、

食べてもすぐにもどしてしまう、そんな状況でした。

カミラと夫の不倫が、わかっているなかで、2人の息子に対する、

愛情だけは失わず、せめてもの彼女の救いでした。

ある夜、スペンサー家の屋敷に忍び込んだ彼女は、自殺を考えましたが、

王家の悲劇のヒロイン、ブーリン家のアンの幽霊に止められました。

自分のベッドで目が覚めた、ダイアナは、傍らにマギーがおり、

彼女と浜辺へドライブし、浜辺で2人で走り回り、吹っ切れた如く、

マギーに車を私邸へ戻させ、自分は、夫と2人の子供のキジうちを、

やめさせに行き、2人の子供を連れて、ロンドンへ帰り、ケンタッキーを、

3人で食べるのでした。

束の間の幸せな時間を、彼女はつかんだのでした。

そして、その数年後に訪れた、彼女の悲劇は、全世界が知っての、

通りでした。

つい先日、エリザベス女王も崩御され、あちらの世界で、2人は、

再会したのでしょうか。

王室は、とっても窮屈だったりなんかしちゃったりして。

広川太一郎の唯一の弟子、広川太三郎でした。