みなさんこんにちは。
今やテレビの再放送でしか、殆ど目にすることが少なくなった時代劇、
その時代劇で欠かせない「斬られ役俳優」、中でも今やレジェンド、
5万回切られた男として、60年近く斬られ役一筋にその仕事を全うした、
福本清三、敢えて福本先生と呼ばせて頂きたい、その方をたたえる人々の、
インタビュー中心のドキュメンタリー、「福本清三 どこかで誰かが見ていてくれる」。
生涯福本先生がいやいやながら、晩年に主演した「太秦ライムライト」のメイキングや、
インタビュー、ご家族へのインタビュー、子供時代の友人の証言、
この映画の製作陣、彼を取り巻く人々、演技とは違い、とてもシャイな福本先生。
沢山の人々に愛された、福本先生を知る事が出来ます。
里見浩太朗、松方弘樹、栗塚旭、そうそうたる俳優さんたちから、信頼の斬られ役です。
勿論主演を努めた「太秦ライムライト」しかり、ハリウッド大作「ラストサムライ」に、
抜擢され、あの大スター「トム・クルーズ」に絶大な信頼を受け、トムが来日すると、
トムがいつも福本先生に会いたくて、電話を掛けたエピソードとか、
とても福本先生の人々に好かれる人柄が、垣間見えた作品でした。
斬られた時に、死ぬ直前の福本先生独特の「えびぞり」、築き上げた斬られ役の、名人芸。
相当体に負担があったと思われますが、70歳過ぎても最後まで全うした人生でした。
福本先生の生きざまが素晴らしく、涙を誘われた作品でした。
いや~、斬られても斬られても、画面に映りたかったりなんかしちゃったりして。
広川太一郎の唯一の弟子、広川太三郎でした。