妻が倒れて数ヶ月間の家計は、まさに火の車でした。
自己破産が常にチラつき、請求や出費に怯える毎日。
妻が入院してから始めたばかりの株のデイトレードで得た利益を現金化しては、支払いや次の投資に回し続けていたため、手元にはほとんど現金が残されていませんでした。
その当時は、
【これから、どうなるんだろ】
【もうダメかな】
とばかりボヤいていました。
徐々に変わり始めたのは、妻の医療保険が入り始めた頃。
(妻が何の保険に入っていたか分からず、請求できるようになったのは入院してから2カ月ぐらい経過していましたが)
アフラックと県民共済に加入していた医療の保険金が、
二つ合わせて一日あたり5000円給付されると分かり、心から安堵したことを思い出します。
それからは2週間ごとにまとめて保険金を請求しては、全てを生活費や支払いに充て。
投資で得た利益を投資に回すことが出来ました。
300万程度だった金融資産は、保険金や株のデイトレードにより、
3ヶ月後には倍の600万円を超えるまでに一気に膨れ上がりました。
家計はまだ余談を許さない状況でしたが、最悪の状況は脱したと感じられました。
株のデイトレードをやめたのは、それから更に3ヶ月ほど経ってからでした。
やめた理由はあまりに時間と労力を要するためです。
また何よりもデイトレードはリスクが高いとやりながらも感じており、精神的にも正直クタクタでした。
やはり楽にお金を稼ぐ方法はなく。
既に金融資産は妻が入院してから半年経った頃には3倍を超える
1000万円まで増大し一定の目標に達していたこともデイトレードをやめた大きな理由でした。
【医療保険】と【投資】
が家計の窮地を救ったのは間違いありません。
今振り返っても、10年前のあの頃は本当に必死でした。
今も投資は続けていますが、当時のようなリスクの高いやり方ではなく。
ほんと運が良かったとつくづく感じています。