色褪せた想い | 永遠への道標

色褪せた想い



色褪せた想い




夏の日差しの中で

長い影法師

いつかどこかで見たような

蜃気楼



優しさだけを覚えていたい

苦しみの中から

何を得たかしら



愛憎だけが渦巻いている

見るもの全てが

泡となり

水辺に奥深く消える



何年たっても

痛むこの胸のうち

消し去れなくても

生きてゆけるのは

遠い昔の

優しげなまなざし

あの瞳

胸に焼きついているから




私ね

どうしても抜けない

棘があって

嫌になるくらい








久々にポエムを



過去を振り返ると
いつも
思い出すのは
優しげな瞳


言葉より
優しく
見つめてくれる
その瞳で


こころ

満たされる