妖夢~淫魔のカレと迎える朝~のOperettaさんの、
耳で感じる乙女ゲームシリーズ第二弾
その愛は病にいたる

妖夢の時には、タイトルで期待し過ぎていた為
中途半端な印象を受けたのですが、
今回はやってくれました……!!
この作品、かなりエロくて、暗くて、病んでいます。
タイトル通りに、強すぎる愛ゆえにどんどん病んでいく……
私、この作品は未成年には聞いて欲しくありません。
この三枚組のドラマCDは、完全にR指定レベルの作品です。

主人公である「私」は、幼い頃に変質者に誘拐され、
解放されはしたものの、心に深い傷を負っています。
ですが、両隣に住んでいる幼馴染達に支えられ、守られて、
明るく前向きに日々を過ごせるようになったようです。

…が、ある日から、この幼馴染達の様子がおかしくなり始めて…

登場するのは、
まず、右隣に住む同級生 間宮叶衛(まみやかのえ)
幼い頃から好きだった彼女を守れなかった負い目から、
彼女を守る為に心身を鍛え、現在は常に彼女の傍にいて、
過剰なまでの過保護っぷリを発揮しています。
演じていらっしゃるのは、紀之さん。

左隣に住むのは、二人より年上で、今は社会人の幼馴染
島野春人(しまのはると)
数年前に、かなり衝撃的な事件で両親を亡くし、今は一人暮らし。
現在は、食事の世話から何から、しきりと二人の世話を焼いている
優しく賢い兄貴分。
演じていらっしゃるのは、佐和真中さん。

キャスト名は、どちらも名前の知られた声優さんの裏名です。
…となると、やっぱり期待してしまうんですよね(笑)

三枚のCDの構成ですが、
DiscAが、約50分で、トラックリストは以下の通り。
1.穏やかな日常
2.春人が望む絆
3.奇妙な変化
4.相談
5.運命の分岐点

DiscBが、約42分
1.叶衛とのベストエンド『門出』
2.叶衛とのバッドエンド『護る視線』

DiscCが、約41分+ボーナストラックが4分弱
1.春人とのベストエンド『目隠しの幸せ』
2.春人とのバッドエンド『青い扉』
3.ボーナストラック

 ※ ラストのボーナストラックにはタイトルはありませんが、
   叶衛とのバッドエンドの続きといった感じで、
   これはユニークなグッドエンド…になるかな(笑)

この作品、BGM、効果音共にありで、音は良いです。
位置関係も正確で、終始かなりリアルな雰囲気。
18禁ゲーム特有の変な効果音は使われていません。

物語の構成はしっかりしています。
DiscAでは、3人の奇妙な日常と、
それがとある切っ掛けからどんどん歪んで行くさまが、
丁寧に描かれています。

そして、DiscAではられた伏線が、
各々のエンドであるDiscB、DiscCで見事に結実。
…が、ベストエンドと言っても、単純なハッピーエンドではありません。
行き過ぎた愛のもたらす、歪み、病んだハッピーエンド。

そうですね、この作品は、ネタばれはしない方が良いでしょう。
聞くうちに、「あぁ、そういう事か!」と、分かる方が楽しいと思うので、
ヒロイン視点の感想描写は、今回は控えておきましょう。

ちなみに、濡れ場の方は…… おもいっきりエロい。
エンドディスクでは、どちらも最後までいたしてしまいます。
各々の愛しっぷりといい、喘ぎっぷりといい、
かなりきますねぇ……
この艶っぽさ、このまとわりつくようなねっとり感、
聞いているだけで、煽られて、体温急上昇です。
各々の抱える狂気も…… 聞いていると胸が痛くなります。
どちらの演じ手さんも凄いです。

これ、とても聴きごたえのある作品ですが、
これでR指定なしというのは、大いに問題ありです。
例えそれが抜け穴だらけであったとしても、
線引きは必要だと思いますね。

その愛は病にいたる/Operetta
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