新撰組黙秘録~勿忘草~ 其の参(CV.井上和彦さん)の感想が、
どうにも書けずにいました。
どうやら思い入れが強すぎて、
私の中に混乱が生じているようです。
でも、いつまでも放置しているのもなんなので、
そろそろ取りかかってみようかと…
どうせですから今回は、情報整理的な感想や
作品の分析は後回しにして、
「私」視点の感想から、書いてみることにしましょうね。
***
まず語られるのは、新撰組局長近藤勇の目から見た、
京都の様子と、上り調子の新撰組の姿。
そして、かの有名な池田屋事件がおきます。
今回の剣戟のシーンはとても激しいですね。
愛刀虎徹を振るう近藤勇の姿、いえ声は狂気じみていて…
人が切られるたびに、身がすくむといった有様でした。
ほんとに効果音と声に反応して、身体に震えが走るの。
これにはビックリ。
他の作品の中にも切り合いのシーンはありましだが、
迫力が違いますね。
この時点で既に私は、作品に魅せられてしまったようです。
さてと、ここからは「私」視点でまいりましょう。
池田屋騒動のとばっちりを受けて、
「私」はあの日、両親を失いました。
切り合いに興奮した浪士に、切られてしまったのです。
「私」も危なかったのですが、新撰組の皆さんに助けられて、
そのまま「私」は、屯所に身を寄せる事になりました。
「私」が局長の近藤さんにお目にかかったのは、
事件から数日後の事です。
親を無くして悲しみに暮れている「私」を気遣ってか、
局長さんは「私」に、秘蔵の干菓子を振舞って下さいました。
副長さんに見つかると、局長らしくないと言って
全部取り上げられてしまうから、普段は隠しているのだとか…
その話を聞いて、「私」は思わず笑ってしまいました。
局長さんは、身寄りを亡くした「私」に、
行く所が無いなら、新撰組で働かないかと言って下さいました。
お目にかかるまでは、怖い方という先入観があったのですが、
こうしてお話をしていると、お優しくて、大らかで、暖かくて…
ですから「私」は、局長さんのお言葉に甘えて、
新撰組で下女として働かせて頂く事にしました。
働き始めてみると、大勢の隊士さん達のお世話をするのは、
「私」が思っていた以上に大変な仕事で…
1日中、掃除に、料理に、洗濯にと、目の回るような忙しさ。
仕事に慣れるまでは、辛くて、寂しくて、心細くて…
何度秘かに、枕を濡らした事でしょう…?
そんな時、「私」の心の支えとなってくれたのが、
局長さんのさり気ない優しさと、思いやりでした。
「私」を見かけると、周りに誰もいない事を確かめてから、
傍に呼んでこっそりと秘蔵のお菓子を分けて下さるのです。
その度に、温かい言葉かけて下さって、
笑ってしまうようなお話を聞かせて下さって…
それだけではなくて、
熱っぽく新撰組への思いを語って下さる事もあって…
「私」は、どれだけ局長さんの言葉に、救われた事でしょう…
その優しくて温かい眼差しに励まされた事でしょうか…
「不埒な事をする隊士がいたら、すぐに言うように。
切腹させるから」とまで言って下さって、
次第に「私」は、局長さんの事を、
父とも兄とも思い、慕うようになって行きました。
ただ、いつからでしょうか…?
局長さんの温かい眼差しの中に、
ふと、何かしら熱っぽいものを感じるようになったのは…
その度に「私」の心の中はザワザワして、
何だか怖いような、息苦しいような気分になってしまうのです。
これはいったい何なの…?
「私」は「私」の中に生まれたわけが分からない気持ちを、
次第に持て余すようになっていきました…
***
…と、ここまで書いてみて、
書けなかった理由がわかったような気が…
あはははは… こ、これはもう……
この先、どーするのさ……(汗)
取りあえず、一旦切ります!!
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