(Kさん・45歳・主婦)
A.自分の資産をくいつぶす「タコ足分配」も見られ、大いに注意が必要です。
毎月分配型の投資信託に注意して
確かに「毎月分配型の投資信託」が人気です。
投資信託は一般に、配当金を分配するタイプと、元本に繰り入れるタイプがあります。
日本では圧倒的に前者の分配するタイプが多く販売されています。
毎月、ある程度、定額の分配金があるので、購入者にとっては非常に安心感があります。
しかし、投資リスクのある投資信託を購入しているにもかかわらず、
ある程度定額の分配金が受け取れるというシステムには問題が潜んでいます。
運用益を超える「タコ足分配」も
通常、投資信託の分配金は、株式や債券に対して投資し、
運用して得た収益を支払っていると思いがちですが、ここに落とし穴があります。
実際には、運用益を超える分配金を出している投資信託が大半を占めているのです。
その場合、分配金は運用益だけでなく、元本を切り崩すことによって支払われていることになります。
いわゆる「タコ足分配」です。まさにタコが自分の足を食べ、空腹を満たすのと同じ原理。
どんどん自分の資産を食いつぶしていく危険な状態になります。
この件に関しては、金融庁も問題を感じており、
今年の1月、分配金の原資を運用益に限定するような規制を検討しているという発表もありました。
「基準価格」が下がっていませんか?
現在、投資信託を購入されている人は、投資信託の時価である「基準価格」の確認をしてみてください。
この基準価格が投資信託の購入時よりも大幅に下回っている場合は、
「タコ足分配」になっている可能性が大いにあります。
ぜひ一度確認することをおすすめします。
詳しくはファイナンシャルプランナーにご相談ください。
—— 女性のための生活情報紙「リビングかなざわ」掲載 ——