Q.家計が苦しく、やり繰りが大変です。いざというときのための蓄えがなく、心配です。
(Yさん・31歳・主婦)
A.いろいろ対応する方法があります。資産運用を先延ばししないことも大切です。
いざ!というときの備え・・・「緊急予備資金」の考え方
緊急予備資金とは
よく本や雑誌などのお金のアドバイスに「緊急予備資金を確保しましょう」とか
「緊急予備資金は3~6ヶ月分の生活費!」などと書いてあることがあります。
月の生活費が25万円だとすると、75万円~150万円のお金を準備しておくことになります。
でも、そもそも「緊急予備資金」とはどんなものでしょうか?
「けがや病気の備え」「冠婚葬祭」「勤務先の倒産、解雇」などが該当しますが、
現実に起きる可能性は、果たしてどうでしょうか?
「けがや病気」「冠婚葬祭」などは、もう少し小額でしょう。
そのほかのものに関しては、起きる可能性が少なすぎると思いませんか?
デメリットも発生
実は、緊急予備資金を預貯金で確保することでデメリットも発生します。
資産運用において重要なものの一つに「時間」があります。
特に複利運用の場合、お金は時間によってどんどん増えていきます。
預貯金による緊急予備資金の確保を優先してしまうと、
資産運用を始めるタイミングが遅れて「時間」を浪費してしまいます。
緊急予備資金の確保を優先することは、結果的に資産運用の機会損失につながりかねない側面があります。
柔軟に対応すること
では「いざ」というときの備えは、どうすれば良いのでしょうか?
緊急事態なのですから、両親から借りてもいいし、一時的にローンを利用する方法もあります。
また資産を取り崩すこともできます。
もちろんその場合は元本割れなどの可能性もありますが、
起きるかどうか分からないことのために資産運用を先延ばしするよりはマシです。
当たり前のように考えられている「緊急予備資金」。
現実をよく考え、柔軟に対応したいものですね。
—— 女性のための生活情報紙「リビングかなざわ」掲載 ——