A.まず、あなた自身が、資産運用の目的や期間をはっきり決めることが大切です。
資産運用は目的と期間を明確にすること
「嘆く人」に共通点
資産運用の相談で多いのが「資産運用がうまくいかない。損ばかりしている」「値下がりしてしまった。これからどうしていいか分からない」などというものです。そのように資産運用で途方に暮れている人には、ある共通点があります。
それは、「資産運用を始めるに当たって、運用の目的や期間を決めましたか」と尋ねると、そのほとんどの答えが「NO」なのです。
一般的に、資産運用はまず自分自身の現状について「ストック」と「フロー」の両面から把握し、自分の人生目標に合わせ、資産運用の目的や期間を決めます。そして、それに合った商品選択をするのが正しいプロセスなのです。金融商品購入のプロセスにおいて、そのあたりがしっかり検討されていないのではないでしょうか?
進んで勉強すること
これには、二つの面で問題があります。まず、購入者であるクライアントは「そんなプロセスは面倒くさいし、難しい勉強はしたくない」と考えがちです。そして、どちらかというと安易に「もうかる商品を教えてほしい」と、商品選択のみのアドバイスを求めます。
販売側にも問題
販売者である金融機関側にも問題がないわけではありません。表向き「顧客利益重視」「顧客ニーズ重視」をうたいながら、販売目標達成に重点を置く結果、正しくクライアントのニーズと向き合えなくなっているケースが見られます。
双方がこのような状態では、正しいプロセスの資産運用は難しいと言わざるを得ません。金融機関の在り方を変えるのは大変難しいことだと思います。ですから、まずは、購入者の方が正しいプロセスの勉強をする必要があるのかもしれません。面倒くさがっていてはだめですよ!
—— 女性のための生活情報紙「リビングかなざわ」掲載 ——
※このコラムは隔週掲載です。次回は5月17日(木)です。