木藤富士夫「公園遊具」 | カツカレー充填120%!

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コードネーム・赤塚零。
ICCPO(International Cutlet Curry Prove Organization)の特別捜査官にして、
「満腹戦隊カツカレンジャー」のリーダー「カツカレッド」。
カツカレー食べある記「メシヤマラソン」遂行中。
いつかはあなたの住む街へ行くかも知れません



注文していた木藤富士夫さんの写真集「公園遊具」が届きました。
vol.1が売り切れていたのでvol.2~5です。
木藤さんの直筆でお礼文が添えられていました。嬉しい(^-^)。

これは木藤さんが日本各地の公園にある遊具を写された写真集です。
なんと言っても写真の奇抜さと美しさに圧倒されて一目惚れしてしまいました。
凄い、こんな写真があるんだ、って。

実際届いたものを見ると、中の写真も表紙に負けず劣らず美しい。
そして何度も見返しているうちに更にいろんなものが見えてきました。
これがまた面白い。

基本的に写真には背景がほとんど写っていないので、周囲の様子がよく分からないのですが、それだけに遊具のことがよく見えてきます。

遊具についた傷とかシミ、コンクリートの細かいひびや塗装の剥がれ、塗り直しの跡。
跳ねた泥や、苔。
周りに生えている草、落ちている枯れ葉。
滑り台の下の砂場の足跡。

そこからいろんな想像が広がります。

どんな子ども達が遊んでいるんだろう。
この傷はどうしてついたんだろう。
誰が直したんだろう。
どれくらい前に作られたんだろう。
どんな大人がどんな想いで維持しているんだろう。
どうやって作ったんだろう。
誰が作ったんだろう。
そもそもこんな形、誰が考えて、どう設計して、どうやって現場に意図を伝えるんだろう。
どれだけの子どもがここで遊んで、そして大人になったんだろう。

写真にはそれぞれ公園の住所と周辺の地図が付いています。
それがまた見えない周囲の景色を想像させます。

日常的に使われ続けている被写体だからこその奥深さがあるような気がします。

身近な公園遊具というと、「タコ公園」のタコを思い出すのですが(映画「SPEC結 爻の編」にも出てきましたね)、この写真集を見るととてもバラエティに飛んでいることが分かります。なかなか奇抜なアイディアのものもあり、一体どんな企画会議を経て実体化したのか、想像するだに楽しい。

一枚一枚の写真からホントにいろんなことが伝わってきます。
HPでも何枚かの写真は見られますが、手に取ってみると違いますね。紙の本の良さが改めて分かった気がします。
3歳の娘も喜んで見ています。間口も広くて奥行きも深い。凄い写真集ですね。

掲載されている遊具の中で、ウチから一番近いところだと、茶臼山恐竜公園がありました。
動物園には行ったことがあるけど、こちらはまだでした。今度は寄ってみようかな。

詳しいことは木藤富士夫さんのHPがありたすので、こちら⬇をご覧ください。

そしてなんと明日、2月12日(火)の「マツコの知らない世界」(TBS)で、木藤さんの写真が紹介されるそうです。
お時間のある方はこちらも是非。