地球防衛軍発売日決定おめでとう
深紅の稲妻でございます
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表のボスを倒して裏ボス退治まで進める
裏ボスとはいっても表のボスが中ボスぐらいあっさり目だったんで
裏の方が普通のラスボスの感覚
表の方は
「アクセサリーなんて拾ったもんだけつけときゃOKっしょ」
みたいな感じだったが
裏の方は状態異常攻撃が激しいので
状態異常のついた防具やアクセサリーの為の素材集めと
本格的な錬金にも手を出して俄然忙しくなってくる
正直Lv99でも苦戦するので勝てるかどうかが心配

ちょっとつなぎにでもと思ったが思った以上にスケールが小さかった
メインシナリオがおおよそ10時間で終了し後は町の散策を残すのみ
懐中電灯で進むというアイデアはかなり面白いが
見下ろし視点でのホラーというものには限界があり
ホラーの体をした2Dアクション的な何かに早変わりし
後には面倒さだけが残るというどうにもスッキリしない作品
3Dにしてくれたらだいぶ面白いんだろうけど・・・
ボリューム的にこれが7500円って言われると
値段相応とはいいがたい
最近の日本一が出すゲームがことごとくクソゲーなんで
今回もあまり期待はしてなかったが予想よりは楽しめた…かな?
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プレイ時間は350時間程
レベルは現在44
《《 私的プラス点 》》
▼塗りバトル(★★★★★)
どれだけステージを塗ったかという”塗り”で競うという
全く新しいTPSの形を作った名作第二弾
前作はプレイしていないので今作が初めてとなるが
単純なキルゲームに新たな要素をくわえた新鮮さが素晴らしい
自陣塗りでの補給要素や遮蔽以外の潜伏戦術
塗りでの相手の行動阻害など開いた口がふさがらないほどの見事なゲームシステム
エイムが重要とされる点は変わらないが
それ以外でも勝負できるというプロと素人の間を埋めつつ
新しい戦術の幅を作り出すという任天堂お得意のアイデアの完成度が光る
▼バイト(★★★★★)
今作で初となる協力プレイを前提として
大量の敵や個性的なボスを味方と強力して倒すモード
野良はもちろんチームプレイも可能
ゲーム内のマネーに加えてスキル要素や
服装要素も絡んでくるので今作の肝ともいえる
使用武器の制限などはあり自由とはいいがたいが
それでも「協力して成し遂げる」という一体感からくる
面白さは非常に高い
ただ何故か一つのモードであり、かなりの売りなはずなのに
プレイできない時間もある…なんで?
▼キャラクターの多彩さ(★★★★★)
髪型に加え全ての身につける装備が見た目に反映されるので
自分自身の個性を出しやすい
店で買えるものから
ロビーでいる人の装備をそのまま注文できたり
アミーボを使って特殊なものを手に入れたりと
多彩な服飾品が魅力
旧アミーボの再販まだ?
▼頻度の高い更新(★★★★★)
他では類を見ないほどの結構な頻度で
バグの修正や武器やマップの追加などが行われるので
快適かつ刺激のある長期的なゲームプレイが確約されている
《《 私的マイナス点 》》
▼スマホ非所持は客にあらず(★★★★★)
機能の一部を外部(スマホ)に依存している
50試合ごとの戦績や特殊なアイテムの売買などが
スマホを所持、特定アプリをDLしていないと使用できない
極めつけはマルチといえば常備してしかるべき通報機能が
スマホからでしか行えない
連動なんて生易しいものではなく
これはゲームの分割と言って差し支えなく
本体のインターフェイス面の情報不足と相まって
まるでソフト自体が手抜きのように感じる
そもそも外に持ち歩くことができる端末なのに
わざわざスマホと連動という時点で
何かおかしいと思わなかったのか疑問すぎる
▼レギュラーマッチが微妙(★★★★★)
マルチプレイのモードは幅広い層からなるレギュラーマッチ
特殊な条件を組み込んだガチマッチ
そしてガチレベル一定以上で行けるリーグマッチがある
リーグマッチはフレンド限定で野良はプレイ不可なので
実質プレイモードはガチマッチとレギュラーマッチの二つ
ガチマッチは自身にランクがかかっており
負ければ降格もあるので真剣勝負大好き派ならばいざ知らず
非ガチのエンジョイゲーマーにはキツイ
更にLv10以下の初心者ともなるとガチにも参戦できないので
最初はレギュラーマッチで稼ぐことになる
このレギュラーマッチが曲者で
いわゆる住み分けのようなものがなく
・レベル
・戦果
・武器
・回線強度
と言ったプレイヤーの要素が度外視でマッチングされる
この”平等”なマッチングにより
慣れたプレイヤーから見れば「新参が足を引っ張って負けた」としか思えないし
新参から見れば「ただのエースの狩場でしかない」としか見えないという
最悪のスパイラルが渦巻いている
それに加えて回線切断による退室も頻発。
他のゲームのように8vs8なら一人抜けてもさほど差がないが
4vs4しかない今作では戦力25%ものダウンをそのチームが負うことになる
経験談から言えば余程のエースが内にいない限り
「一人抜ければほぼ負け確」といっても差し支えない
切断に限らずこれは点を取れない初心者、
あるいは射撃練習に使いなれない武器を担いできた人などにも当てはまる。
更には勝敗による点数分配が個人の技量をガン無視でチームの勝敗に固執するため
敵味方含めた最高点エースでも負ければ勝ち組の半分といった
連帯責任がプレイヤーのテンションをガンガン下げてくる
ある程度は仕方ないとはいえ露骨に
「勝負は個人の力量よりどれだけ無能を引き込まないか神に祈るゲーム」
みたいな運に左右されるゲームを”楽しい”といえるかの器量が問われる
時間が立てば様々なスキルが確立、普及して
だんだんと総スキルが高次で平坦になっていくことを見こしているのかもしれないが
正直現状では魔女の釜と称するレベルで混沌となっているのは確か。
上位限定のガチマッチではガチランクで区分されるために以外と快適なのが
皮肉としか思えない
ただガチマッチのような特殊条件下では技量が伴わなければ
経験値なりお金が安定して稼げるとはいいがたく
結局は勝っても負けてもほぼ安定して稼げるレギュラーマッチに依存しなければならない
これが祈りながらでもプレイしなくてはならない要因であり
様々なマイナス感情が生まれる理由でもある
▼自動マッチングでの武器の偏重(★★★★)
個々が持ち寄るのである程度の偏りは存在するだろうが
8人がマッチングした中で片方がほぼ同じ系統の武器みたいなのがよくある。
祭(遊び)でもないのに同じ武器で固められると
「どんなマッチングだ、勝負をどぶに捨てさせる気か」
と思わなくもない
せめてマッチング後に武器交換タイムがあればいいが
そんな気の利いたシステムは無い
▼武器関連(★★★★)
武器は武器屋で買うことになるが基本レベル1つ上がれば
1つ武器のロックが解除できるようになる
様々な武器が売りではあるのに全てのカテゴリーを
揃えるまで結構な時間がかかる上に
さらに武器全ての収集となると更に大量の時間を使うことになるので
最悪得意になれるかもしれない武器に出会えないまま
ゲームに飽いてしまう可能性もある
横並びの性能なのになぜそこまでレベルが必要なのかわからないし
ゲーム内通貨だけで解決してほしかった
一番微妙なのは武器とサブとスペシャルの固定化
「この武器だとこのセット」みたいなセットになっているので
新しいスペシャルが出てきた時に他の武器に恩恵が全く及ばない
その為コラボブキというカラバリが出るわけだがそれも限定されすぎている
「前作がそうだったから」とか「武器の個性を出してみた」とかわかるけど
折角次回作なんだし思い切ってメイン・サブ・スペシャルでレシオ分けして
オリジナル武器編成みたいなカスタマイズの幅を広げてくれた方がよかった
▼スキル関連(★★★★)
スキルはギアと呼ばれ服につく
服は帽子・服・靴と別れてそれぞれにスロットが最大4つ付く
メイン1サブ3とあるがメインのスキルが一番効果を発揮する
メインが効果1に対してサブが効果0.3程だといわれ
つまりは一つのギアに1.9のスキル効果がつけられることになり
じゃぁ全体で同じモノを振ったらスキル効果は5.7なのかといえばそうではない
ここに”重複制限”というものが入るので重ねれば重ねるほどその上昇幅は
下がり上昇幅はわずかなものになる
極端なパラメーターでは重複制限で損をするので
満遍なくスキルを配置しなさいという配慮だが
偏りなくスキルを揃えた人間の偏りのないバトルとは
つまりほぼスキルの死であって結局は
「何がついてても一緒、揃えても毛が生えた程度」
に終始してしまう。
しかもスキル自体の獲得も難しい
メインスキルはギア固定の為、品揃えの悪いショップに足しげく通うか
その辺の人を調べて高価な手数料の通販を利用するかの二択
何より不遇なのはサブスキルの獲得で
空白のギアを装備したまま連戦すると経験値が貯まってサブがつくわけだが
獲得は一つづつで基本ランダム
そのランダムで手に入れたものを
高価なクリーニングで欠片にして同じモノを10集めて初めて
スロットが一つうめられる
つまりはスキルを揃えようと思えば
高価なクリーニングを繰り返したスキルが空っぽの状態でかなりの連戦せねばならず
好みのスキルがそろうのが先か、ゲーム自体に飽きるのが先かみたいな競争が始まってしまう
狙ったスキルが付きやすい服やアイテムは存在するが
スキルの為に着たくもない服を着たり数戦で効果が消滅してしまうアイテムを使い続ける
こと自体が凄いストレス
極めつけはギアのスロットで
増やせるサザエはフェスとある程度上位(30以上)のレベルアップ時のみ
それ以外は入手不可という高難度さ
いっそギア増加やメイン・サブの付け替えやスキルの販売を
ギア屋がゲーム内マネーで対応してくれれば
バイトの金策もかなり意味が出てくるし
好きな服で好きなギアをつけたままゲームに集中できると思うんだが…
▼フェス(★★★★)
貴重なサザエ(ギアストック増加)がもらえるフェス
話題選びは面白いし参戦していて楽しいが
その期間は丸々1日のみ。
この1日での戦果がサザエ獲得数に大きくかかわってくる為
この日に参戦出来ない=ギアの強化ができないと楽しさの裏にかなりの厳しさがある
勝つことはあまり重要ではないがフェスで稼げるポイント次第では
貰えるサザエの量が天と地なのでここは頑張っておきたいが
社会人にしろ学生にしろ「この日は絶対空いてる」なんてものは作りがたい
フェスとは名ばかりの「いきなり指定された会社の飲み会」みたいなモヤモヤがある。
更に何故かガチマッチすら選択できなくなるので
前述したレギュラーマッチへの強制参加のような妙なストレス増加もモヤモヤを加速させる
▼クソチャット機能(★★★★)
方向キーでチャットが出せるが
「ナイス」と「カモン」だけという
一昔前のゲームでももっとあったろうというという手抜き具合
格安ゲーのHELLDIVERSでも4つあるというのに…
レギュラーマッチではそこまで重要ではないが
協調が重要となるガチやバイトに至っては
・基本的なルールを理解していないのを説明したい
・優勢だと伝えて生存重視で行動してほしい
・誰を指定してのカモンなのかわからない
・そもカモンに対して返せる言葉がナイスしかない
何も通じないのが腹立たしい
これはもちろん「他人に指示されたくない」という人も多いだろうし
煩いのが嫌いという人も多いだろうが協調ゲーである以上
参戦するならある程度の意志疎通は出来た方がいいとは思う
▼武器開示(★★★)
自他全員の武器編成が全開示されている
ご丁寧なことに相手の欠員(切断等)までわかるので
どう責めるべきかがはっきりとわかってしまう
遊びなんだからこの程度の開示はアリなのかもしれないが
「相手はどんな武器で来るんだろう」みたいなワクワクも完全に消滅した
▼シングルモードが微妙(★★★)
シングルモードが存在するが物語性は薄く
いうなれば各武器カテゴリーのチュートリアルに近い
このモードだけ各武器を破格性能にアップグレードできるがマルチでは当然使えない
バランスブレイカー武器なのだから納得も出来るが
シングルをその武器で全クリした時にもらえる特典としてのレプリカが
外見以外は他の武器と性能もサブもスペシャルも同じという個性ゼロなのが辛すぎる
そこは何か変化が欲しかった…
▼店売りが日替わり(★★★)
武器以外の店は日替わりで品揃えが変わる
品揃えといっても数種類しかなく
持ってる持ってないにも拘わらないので後半になればなるほど売り切れが多くなるが
新しいのが入荷されることもあるので渋々赴くことになる
しかも個人で同じ服装でも違うメインギアを付いてる場合があるが
店頭にはそんな洒落た取り寄せ機能は無いので売り切れの一点張り
いっそ全アイテム売ってスキルの種類や数を日替わりでよかっただろ・・・
▼野良バイトは一期一会(★★★)
レギュラーマッチだと続行さえ選べばかなりの確率で同メンバーと対戦できるが
バイトは毎回入れ替えが基本
様々な報酬要素が絡んでくるんでそれに関する倍率であるメーターの維持には注意したいが
「この人強いな!」っていう人がいても3試合1セットでおさらばしてしまう
フレンドになって申し込めばいいんだろうが
流石にそこまでフレンドリーなら野良なんかまずやっていない
試合数無制限でどんどんクリアできた方が正直楽しいし
延々やってられると思うんだが…
============= 独り言 ==============
微妙すぎる:★★★★★
スマホ分割ゲー:★★★★★
ボリューム不足:★★★★★
アイデアはいい:★★★★★
プレイしていると様々なことに素人ながら感心する
毎度のことながら任天堂のゲームは完成度は高い
遊びやすさ、マッチングからプレイ開始までの速度、洗練されたシステム、etc…
ただすべての事象を完璧に制御しようと色々と削いでいった結果
シンプルイズベストを手に入れたが反動でゲーム自体が小さくまとまりすぎてる感はある
武器のサブとスペシャルの固定化やマッチング時の武器変更不可
バイトの武器の選択は任天堂からの啓示待ち
「他ゲーならできた」みたいな無いものねだりにモヤモヤするのも事実
これがゲームのハード容量になるものなのか
任天堂が様々な自由度に寛容になれなかったからなのかは不明だが
個人的な感想としてはボリューム不足
作品そのものが長期的なサポートを前提としているため
厚遇といえば聞こえはいいが現状を適当な言葉で言えばオープンベータに近い
今後のアップデート次第だがそもそも根幹は変わらないだろうし
ネトゲのようにダラダラとやってしまうことは目に見えているが
名作かと問われれば「まぁ確かに面白いよ」と含みを持たせた返事しかできない
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作戦終了です
お疲れさまでした

