PS4【NieR:Automata】 | 深紅の稲妻のブログ

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言葉は不要か…

おはようございます
新作ゲーム嵐の後の静けさ
深紅の稲妻でございます

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鬼のようにゲームを買ってたわけなんですが
ゲームの本数自体を増やすと個々のゲームにあまり深追いしなくなり
結果すぐ飽きてしまうので困りもの。

=▼DeusEx MD▼=
DeusEx MD

イケてるオジサンが主人公のスニーキングアクション

かと思いきや実際の所は雑な潜入要素を乱戦で補うような
いいかげんな作りに面倒くさすぎる操作と
おおよそ万人剥きとは思えない作品

・常に弾数カツカツのメインウェポン
・連続攻撃ができない格闘
・バイオのパクリのような持ち物画面
・私的FPS史上最悪の操作性
・いいかげんなシナリオ誘導

キャラデザやシナリオは一流だが
操作やアイテム仕様に関しては頭の悪いてんこ盛り操作で
全く頭に入らない非直感操作の極みみたいな配置。

=▼MERCENARY KINGS▼=
MERCENARY KINGS

DL限定の低下格ゲー。

・インパクトの高いキャラクター
・シンプルな操作性
・メイン武器の高いカスタマイズ能力

とまぁ価格帯の割には遊べるソフトに仕上がって入るが

・ジャンプが届くギリギリの足場を多用
・戦闘アイテム所持欄が最高2個
・ウケを狙いすぎる武器ばかり
・格闘の意味がない

等の微妙な要素に長くは続けられない仕様
価格相応ではあるがこれではまるで素人の延長だし
大ヒットを狙う気がまるでない雑な製作にゲンナリ

まぁこれは低価格ゲーム全てにいえることだが。


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=▼Nier:Automata▼=
Fate-extella

前作は未プレイ
トロコン済

ニーアシリーズは初めて。

体験版の時点で面白かったので購入

このゲームでよく上がるのが
「ストーリーモードは本編を3週しなければならない」という話
これはそうともいえるし違うともいえる

1週目はヒロイン2Bを主体にしたお話
大まかなあらましや戦闘慣れなどが主体になる

2周目は2Bの相棒の9Sを操り前ストーリーで
別視点で語っていく

9S特有スキルのハッキングや一周目では
見えなかった物語のバックボーンが見え始める

3週目は1・2周目で経た物語の
その後の物語の結実と末路

つまりは1・2周目は前編・3週目を
後編とする形になる。

実際3周した身としては
そこまでダレるような繰り返し展開は無いので安心してほしい。

前作をプレイしておくべきかといえば
そこまで前作を引き合いに出されることもない

アイテムの端々から「前作情報かな?」と思うような
情報は結構あるので前作をプレイしていると
より楽しめると思われる

《《 私的プラス点 》》

▼STGとACTの融合(★★★★★)
このゲームにはシューティングゲームパートと
アクションゲームパートがある。

主に空中戦等の場合はSTG、地上ではACTといった
パートごとの使い分けされ割合で言うなら
STG3割のACT7割と言ったところ。

素晴らしいのがSTGのような
弾無制限の射撃兵装があるおかげでACTパートでも
STGのように戦うことができる点

これにより敵の攻撃パターンを読んで近づくのが苦手といった
アクション初心者でも遠距離主体で戦闘を組み立てられたり、
慣れた人間には近接戦闘での削りやシメに用いることで
誰でも楽しめる作りとなっている

近接アクションは最良の天面配置、
射撃兵装はTPSやFPSでお馴染みのトリガーボタンと
アクションゲームの基本中の基本ともいえる
ストレスフリーな操作感が魅力

十字キーには武器セットや射撃の種類の変更などが配置され
事前に登録した武器を状況に即応して呼び出すことが可能

コンボや武器次第で攻撃モーションが変化したりと
多彩な動きが可能で非常にプレイし甲斐がある。

▼哀愁漂うシナリオ(★★★★★)
突如襲来したエイリアンに敗北し人類は
その生存圏を月に映したが

戦線の後退を余儀なくされながらも反抗作戦として
アンドロイド群を地球に降下させる。

地上では人類側アンドロイドVSエイリアンの機械生命体の
戦いが長きに渡って繰り広げられ

泥沼化する戦場が日常にとってかわった世界で
繰り広げられる物語。

戦況の一端でしかなかった降下作戦において
主人公たちが遭遇するかつてない程異質な機械生命体《アダム》
その事件を皮切りに日常が終わりをつげて
物語が大きく動き始める…といったシナリオ。

メイン前半では「主人公たちが切り開く未来」みたいな展望で
進むが後半に至っては「切り開いた先に待ち受けるモノ」
といった怒涛の展開に感情を揺さぶられる良シナリオ。

人間を摸倣し始めた敵の機械生命群の
「機械でありながら人間に近い感情を持つ」
というある種の希望のようなモノのすぐそばに
「機械ゆえの逃れられない冷酷さ」
みたいなものが絶妙に混ぜ込まれていて
混じらない水と油をないまぜにした狂気が
端々からにじみ出ていてゾクリとさせられる

サブシナリオ群も世界観の構築から
メインシナリオのちょっとした伏線であったりと
優秀なものがそろう

全体的にはかなりのダウントーンなんで
キャッキャウフフやハッピーエンドで大団円!
みたいなのしか認めない人は辛そう。

▼サウンド(★★★★★)
大作らしい荘厳な音楽が数多く揃う。

オープンワールドらしいフィールド時の穏やかな曲や、
バトル時の緊張感のある曲はもとより
ゾッとするような狂気じみた曲から物悲しい曲までを広くカバー

嫌いな曲が無いと思えるほど全体的に優秀で
思わずサントラを買ってしまった位

▼HDD要素(★★★★)
本作のヤリコミ要素の一つ。
キャラクターはアンドロイドということもあって
PCのようなHDDを持ちOSとその他のプログラム
によって動いている。

遠近の武器の強化からHPの増減、
さらにはOSをいじるとゲームオーバーになる
という小ネタまで披露

インストールのチップの容量を少なくするために
より品質のいいチップ(強い敵)を求めるようになり
戦闘が楽しくなる

▼チャプター制(★★★★)
ゲームは一度クリアするまでストーリーは不可逆だが
一度クリアすると好きなシナリオチャプターから
強いまま始められる親切設計

これによりイベントやアイテムの取りこぼしが容易に回収できる

▼トロコンが簡単(★★★★)
難易度関連のトロが無かったり
不必要な動作反復系トロもない

更にはイベント達成率やデータ収集率さえ80%で
トロがもらえるという甘々仕様。

▼アレを解除できる(★★★★)
ゲーム内店舗でゲーム内通貨を払ってアレを解除できる。
コンプリートした後に知ったんで価格は未知数だが
知った瞬間爆笑してしまった

《《 私的マイナス点 》》

▼データ消去(★★★★★)
ゲームクリア後の選択肢次第で
プレイデータが消えるケースがある。

これはバグでもなんでもなく「選択」の結果であって
がっつり消える。
プレイデータが全部消える。
目の前でゆっくり消してくれる。

幾重にも「はい」を繰り返さないと
そういった結果にはならないが、

どこかで
「おいおい、そんなこといったってどうせゲームの中の話なんだろ?」
とか思っちゃうんで消える人は多そう。

実際消したし。消えたし。ふて寝したし。

じっくりトロコンを狙ってる人は要注意。

▼マルチエンディング(★★★)
エンディング数は何とA-Zのアルファベットの数だけある。

しかし主要なエンディングを除いてはたいていは
画面が暗転して3行くらいの文字が出るぐらい

クリア後のチャプター機能を利用すれば
1時間もたたずに回収できてしまうし

ワザワザ味方を見殺しにしたり敵前逃亡したりしてまで
して拝む価値があるのかは甚だ疑問。

▼遺体回収システム(★★★)
死んだ場所に自分の遺体が放置され前の状態に戻るためには
その遺体を回収する必要があるというもの

その状態で更に死ぬと前作の遺体に残されていたスキル情報などが
消える為に常に緊張感のある戦いを強いられる。

死にゲーではおなじみとなったシステムだが
このシステムの私的に苦手なところは
「死んだ状態より弱い状態で向かわなければならない」
という点で

強力なボスのところで死ぬと回収が難しい上に
遺体を消さないように辿りつく段階でも失敗できない
というプレッシャーが重い。

それでもこのゲームの親切なところは
セーブが自由なゲームなんで苦労して取りに行くよりは
死ぬ前に戻した方が早い点だが

そうなるとシステム自体必要だったかという話に…

============= 独り言 ==============

カミゲー:★★★★★
最高の音楽:★★★★★
絶望の中の救い:★★★★★
新感覚アクション:★★★★★

惜しむらくは前作をプレイしていなかったところか…
流石に今更PS3を買ってというわけにもいかないので
あるならリメイクを待ちたいところ。

最高のシナリオ、アクション、音楽と
かなり高い水準でまとまったゲーム。

一度終わったらチャプターで
好きなところから始められたり、
空間にユニットを好きに配置できるエディットモードや
3Dモデリングの図鑑など至れり尽くせり。

ただ遠近の武器の種類や総イベントの少なさに加え
STGパート時の飛行ユニットの武器の幅のなさ等
ポロポロと気になるところもあり

DLCの類が全くないので
月を跨ぐような長期間熱中してられるゲームではない。

それでも現時点において今年やった中で
最も手放しがたい出来たソフトだし続編も気になるし、
前作のリメイクがあるなら買うレベルのファンになること
間違いなし。

難易度も楽々なんで導入としても申し分ないかと。

オススメ

所々に完成しきらなかった部分などもあり
スクエアがホモ臭いファイナルホストファンタジーではなく
もう少しこっちにお金をかけてくれればなぁとは思うよ

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作戦終了です
お疲れさまでした


IINE2

押すなよ!絶対に押すなよ!