ここでペルソナだぁ!!
深紅の稲妻でございます
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久々のFPS。
あれは…ヴァンキッシュ以来か…
というわけで始めてみたがシングルモードは
評判通りの映画一本分程のシナリオで端的に言えば
ぶっ通しのチュートリアルじみた内容だがやらされてる感はない
ロボットとパイロットの絆というテーマは上手く再現されており
綺麗にまとめてある感はあるが大作と呼べるほどの規模はなくてやっぱり
映画1本見終わったほどの感動しか得られなかった
メインであるタイタンはパワードスーツのような地味な強化ではなく
呼べば他パイロットを圧倒できるほどの性能を有しており戦況を構成する
重要な要素となっている。
マルチプレイではそのタイタン使いが重要視され、
他のアクションゲームとの差別化は一応成功しているのではないかと思う
FPS経験ほぼ皆無の人が言うセリフではないかと思うが
地球防衛軍とかもこういうロボットのリアルさがあればいいのに…
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ペルソナは5からという突拍子もない参加の仕方
オモシロそうだったので購入
■◇◆シナリオ◆◇■
シナリオはいたって簡単、ワケアリの主人公が突然異世界に迷い込み
得意な力に目覚め、仲間を集め、世界を救うというもので
シンプルだが含みの多い上質なシナリオに仕上げられており
序盤からの成り上がり、頂点、滑落、裏切り、逆転大勝利と
名作と感動を覚える人も多いと思う
ただテーマである「汚い大人を退治するRPG」というのを
体感するには正直歳をとりすぎていたし作品愛もそこまで無かったので
私的に共感をそこまで得られなかった
考えすぎかもしれないが
「大衆が認める正義の為とは言え人の心を勝手に変えてしまっていいの?」
なんてことがよぎるような人には向いてはいない。
ある意味愚直すぎるヒーローモノ故に合う合わないが
はっきり分かれてしまう作品。
■◇◆キャラクター◆◇■
主人公を含め多彩なキャラクターが活躍する
個性的な仲間、センスのあるトーク、高い声優の質と
褒めればきりがない程の出来が製作者の作品への愛を感じさせる
敵味方の名演という意味では文句なしだが
シナリオにより味方は綺麗に、敵は汚くみたいな書き分けが甚だしく
ヒーローモノとしては申し分ないが
信じる正義の対立みたいな平等の描かれ方ではないので
一方の正しさで語る危うい感はある
・悪魔たち
このゲームには多種多様な悪魔が存在し敵として立ちはだかったり
仲間になったりするする
仲間にできるかは厳正に主人公のレベルで規制されているので
主人公のレベルが高ければ問題ないが低い場合は
倒したとしても「お前はまだ俺を扱うのにレベルが足りない」と
去っていく。追い詰めたのに…。
■◇◆戦闘・システム◆◇■
RPG独特のコマンドバトルに加え期間性と属性ダウンが最重要となってくる
・限定期間制
シナリオは月と共に強制進行しイベント進行性のRPGとは違い
ボスごとに決められたある期間内で戦闘、装備の強化に加えて
キャラクターとのコミュニケーションをコマを消費して
全てをこなしていく必要がある
懇切丁寧に説明されてはいるが初心者が順応するためには
暫くは要する上、期間限定というシステムが
圧迫感となるか心地よい刺激となるかは人によりけりで
そういう意味でも作品を選ぶ重要な指針の一つとなる
・属性
各モンスターのみならず仲間一人一人にも弱点属性が設定され
相性が最重要となってくる
属性が当たると敵味方一発でダウンし更に追加攻撃を加えることができ、
敵全員をダウンさせれば追加で強力な全体攻撃を繰り出せる
味方の属性を無効化しつつ、敵の属性を突いていく戦いがメインとなるので
基本魔法攻撃(属性攻撃)が主となる
しかしMPを回復するのはダンジョン中では回復手段が
限定されておりセーブポイントでの回復も出来ないため
ダンジョンに入った次点のMPをやりくりすることになるので
基本攻略はMPがダンジョン探索リミットになる
数度の攻略で探索を繰り返し、ボスにたどり着くことになる
主人公こそ複数の属性を持つことができるが
仲間に限っては1人1属性のみなので各ダンジョンにおいて
有効な人物と不用な人物のようなキャラ差も起こりやすい
アイテムなどで補完も出来るがシンプルな昔のRPG等になれていると
それを煩わしいと思うこともある
・スキル
基本キャラクターは通常攻撃とは別にスキル攻撃(MP消費)を
有するが覚えるスキルは多いが最大8個までと取捨選択するようになっている
属性攻撃さえつければ威力は関係ないため
「MP消費の少ないものを保持しておきたいが強力な攻撃も欲しい」
のようなジレンマを起こしやすく再取得も不可なために
取捨には注意が不可能な点も爽快とは言いにくい
=============独り言==============
完成度:★★★★★
勧善懲悪:★★★★★
主人公主体制:★★★★★
人を選ぶ作品:★★★★★
流石の大作とあって全体完成度はかなり高い
痒い所に手が届くなんていうレベルではなく
思ったところに思ったモノが全てあるような抜群の操作性で
ストレスフリーに進めることができる
全くの初心者だったが懇切丁寧な繰り返しの説明やキャプションで
序盤でこそ遅れるものの中盤頃にはシステムを理解して進められる
まさに大作にふさわしい出来。
しかしこの作品はRPGなので
全てはシナリオを気持ちよく呑み込めるか否かという個人差になる
もちろん悪人は退治されてしかるべきだし時代劇のような
大立ち回りも嫌いじゃないがどこか「俺達の正義」みたいなのが
美化されすぎてるきらいがあるんじゃないかというのが個人的な見解
そういう意味でプレイして得るものはかなりあるが
私的に神作品と認められるかは微妙なところ
以下私的なデメリットを語るがこれも個人的な話なので参考程度に
・完全秘密主義
シナリオの大どんでん返しのネタバレ防止の為に
スクショ禁止、動画禁止に加えて公式サイトでの警告をしている
ネットでの情報の取捨を真っ向から否定した旧然とした判断で
いっそツイッターに画像が氾濫してる位が活気があっていいと
思うのだがその規制何守ってるの?としか思わない
・カメラの角度固定
これも何に配慮したかはわからないが
お世辞にもフリーカメラとは言えないカメラ範囲で
場面によっては固定カメラとなる為索敵はレーダーに頼りがちになり
隠れながら進む要素が若干弱くなってる気も。
・完全主人公主体
パーティー行動ではあるが主人公が全ての要として設定されている
主人公が死ぬとパーティーメンバーがピンピンしていても
ゲームオーバーという理不尽な想いをすることもある
シリーズを通して主人公の即死回避装備は伝統らしいのだが
シリーズ初の人にはとっては正直足枷でしかなく
何故延々受け継いでいるのか全くわからない
・繰り返しの魅力の薄さ
本作はその期間限定の都合上、取りこぼしも多くなり
トロコンを狙う上で繰り返しは必須だが引きつげる要素は少ない
確かにもう一周するにはそれだけでもかなり楽にはなるだろうが
シナリオのわかってるRPGをもう一度やる程の気力でできるか
というと甚だ疑問。
顕著なのがレベル1からというもので
やっとこさ高レベルまでいって1週クリアしたが
2周目でそれ以上のレベルまで上げないと
図鑑のコンプリートが難しいという点
仲間にした悪魔すらいなくなるので
戦力の低下が目に見えて著しく2周目を始めて気付く
微妙な強いままニューゲームである
総じてのんびりと何も考えずにシナリオを楽しめるかといえば
骨の髄までゲームをしゃぶるようなRPG好きかシリーズ愛好家向け
一周目を軽く流して2周目でのんびりトロコンみたいな
ライトなゲーム層には向かない作り
中途から入る人にはそのことを踏まえたうえで購入してほしい
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作戦終了です
お疲れさまでした

