随分前の話になりやすがね…
ねぇちゃんが、近所の新装開店した変なアウトレットを覗きに行こうとした時の話。
ねぇちゃんの後ろをマルチーズかプードルかなんか忘れたけど、白いちっさな犬が飼い主と散歩しとったのです。
こんな感じですね。
説明しなくてもわかると思いますが、歩道と書いてる方へ歩いてるのです。
説明しなくてもわかると思いますが、赤い人がねぇちゃんです。
説明しなくてもわかると思いますが、水色が飼い主と犬です。
大きい道路というのが、車通りのそこそこ多い道路です。
ねぇちゃんは音楽聴きながら、のほほんと歩いていたのです。
そしたら急にガッシャンガッシャン!と音がして、女の人が大声で叫び出したもんで、後ろを振り返ったらですね。
散歩してた犬が、びよよーんと伸びるフレキシブルリードを引きずって真顔で走ってこっちへ向かって来たのです。
おそらく。飼い主が誤ってリードを落っことして、落っことした音に犬がビックリしてパニックになったのでしょう。
飼い主が後ろでヒャーヒャーなんか言ってましたが、パニック状態ですから犬には全く届いてないわけで、犬は怖いからとにかく逃げなきゃ!と必死で走るのですが、走れば走るほどリードがガランガラン言って、更に恐怖を煽るという悪循環!!!
ねぇちゃんはなんとかして犬を止めないと…と思って、とっさにとった行動がこちら…
仁王立ちアンジェリーナです。
プラス
仁王立ちでシー!
犬がパニックってからここまで約2秒半ってとこでしょうか…。
えぇ。犬止まりました。
振り返って仁王立ちしたねぇちゃん見て、ピタッと止まりました。
その間に、飼い主追いついてリード取りました。
すごくないですかーーーーーーー???
この15秒後くらいに、自分で自分を褒めました
心の中で「すげぇ〜!!!止まった〜!!!」と叫びました。
自分で自分にビックリです。
なんで止まったかってーと、ただ単にビックリしたんですね。
おそらく犬はねぇちゃんなんか全く視界に入ってなかったと思いますが、振り返った瞬間
「はっ!!!!なんか変な女がこっち見とる!!!なんだこいつ!!!怖っ!!!」
と思ったんではないかと。
その時の犬の顔がこちら…
リードのガランガランの音より、仁王立ちアンジェリーナの方が怖かったわけです。
リードのガランガランは、耳からの恐怖ですが、仁王立ちアンジェリーナは、視界から恐怖。
視界から入る情報が、耳から入る情報を上回ったのですね。
(シーッ!はねぇちゃんの癖みたいなもんで、犬には聞こえてません。)
パニックに陥ってる時は、ほぼ本能です。
地震が来た時に慌てふためいて、避難具を持たず枕を持って出ちゃう時と同じ状態です。
今何をするのが正しいのか判断出来ないし、自分で自分をコントロール出来ないから、車道に飛び出しちゃう可能性もあるわけです。
この時、飼い主もパニックに陥ってヒャーヒャー!ヒャーヒャー!言ってたのです。これも本能なのです。犬を止めるのにどうすればいいか冷静に判断出来ないのです。
この犬は、仁王立ちアンジェリーナに驚いたことで、理性を取り戻したのです。ハッ!となって止まったら、リードのガランガラン!も止まったからです。
おそらく、ねぇちゃんが優しい声で「こっちおいで〜!!!」って言っても、犬はねぇちゃんの横を全力で通りすぎて行ったか、ただの障害物と思って避けて通ったか…もちろんオヤツなんか視界に入らないし匂いも感じない。
人間が怖い存在である!という事は犬にとって必ずしもマイナスではないという事を覚えておいていただきたい。
この飼い主が犬にとって怖い存在であれば、自分の犬を自分で守れたかもしれないのです。飼い主が理性を保てなければ、正しい判断が出来ないわけです。
今日の教訓
犬をコントロールする前に
自分をコントロール
ねぇちゃんの仁王立ちアンジェリーナも本能みたいなものですが、犬が冷静でない時はとりあえず仁王立ちアンジェリーナが出ちゃう。
(あ!犬がパニックだ!こんな時は何をしたらいいんだっけ…あ!そうだ!仁王立ちアンジェリーナだ!!!よーーーーし!それ!!!!)
なんて頭の中で喋ってるわけじゃありませんよ!
癖です。
なんでこんな癖が出たかは
また気が向いたら書きます。あははは!!!
あはははは!!!!
あはははは!!!!
(あ!誰も期待してない!!!よし!こんな時は…そーれ!おハルだ〜!!!)
寝顔はブサイク!
それがおハルです!!!!
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