この部品は、低圧スピンドルって部品なんですが
切断器(トーチ)の低圧酸素の流量を調節する部品です。
上のスピンドルが修理依頼をうけて、分解したモノ
下が新品(真鍮)のスピンドル。
ネジの部分が完全につぶれています。。。
先端の細くなっている部分と、シートと呼ばれる(これも真鍮部品)受けの
真鍮同士がピッタリくっついて、ガスを止めるんですが、
何らかの原因で傷がついたり、摩耗で隙間ができるとガスが止まりにくくなります。
ガスが止まりにくくなった時点で、修理依頼していただけると、スピンドルとシートの研磨作業で、
また、元通り使用できるのですが。。。
この状態を見ると、ガスが止まらない⇒締めこむ⇒それでも止まらない⇒締めこむ
ってな感じで、ネジ山を潰してしまうぐらい締めこんだのだと思われます。
こうなると、本体側のネジも潰している事も多く、
タップをたてて、またネジを切るんですが、あんまりにも状態が良くない時は、
その時点で、修理不能となります。
もったいないです。。。
今回は、スピンドルの交換で修理できたので良かったですが
基本的に切断器(トーチ)のアタリは真鍮同士の金属アタリになっています。
ガスが止まりにくいと言ってチカラ任せに締めこむのは、できるだけ控えてください。
止まりにくくなってきたらオーバーホールに出してくださいね