お聴きいただきありがとうございました!!
まだまだ寒い日が続きそうで、なかなか春になりませんね…。極端に寒い中では創作活動がしにくくて困ったものです。
コラム The Beatlesのコーナーでは、アルバム『The Beatles』のお話をしました。
セルフタイトルのこの作品は、1968年11月22日に発売されたビートルズ10作目(『Magical Mystery Tour』が9作目と認識されるようになってから)のアルバムです。
別名は『ホワイトアルバム』。LP2枚組、30曲入り、90分を超えるというモンスターアルバムとなっています。「現代音楽の全ての要素が詰まっている」とも評されるとか。
杏月風に悪く表現すれば「世界中の美味しい食べ物をぐちゃぐちゃに混ぜた感じ」ですかね。笑。
1968年2月〜3月、ビートルズの4人はインドのリシケーシュへ瞑想旅行に出かけました。ヒッピー文化の流れなのか、当時は瞑想というアジア的なヒーリングが流行っていたようです。そこでたくさんの楽曲を作曲しました(40曲ほど)。
インドから戻ったビートルズはジョージの家に集まり、後に『イーシャー・デモ』と呼ばれる26曲のデモテープを作ります。これがホワイトアルバムの原型となったそうです。
アルバム自体のコンセプトや展開はハッキリしないからか、寄せ集めのような全体像になっています。ただしそこはビートルズ。1曲1曲の完成度は高いです。
『Ob-La-Di, Ob-La-Da』『Martha My Dear』『Honey Pie』のような、誰からも愛されるキャッチーなポールの楽曲、
『Happiness Is A Warm Gun』『Julia』『Yer Blues』等、噛めば噛むほど味が出るようなジョンの楽曲、
『While My Guitar Gently Weeps』を含む4曲をジョージが作曲、
そしてついにリンゴが作曲した『Don’t Pass Me By』も収録。
リンゴがポールと衝突して一時的に脱退したりと
(だから『Back In The U.S.S.R.』のドラムはポールが叩いている)、トラブルもありました。
レコーディング中、ピリピリした雰囲気になっていたというのは有名な話です。これは「ホワイトアルバムが解散の原因」とよく言われていますね…。
そんな中、ジョージは親友のエリック・クラプトンをスタジオに呼び、和やかなムードを作り出すことに成功しました。後年の『Abbey Road』にキーボード奏者のビリー・プレストンを呼んだのもこれが理由です。
本日ご紹介した楽曲は
佐橋俊彦さん『輝』(仮面ライダー響鬼OPテーマ)
The Beatles『While My Guitar Gently Weeps』
布施明さん『少年よ』(仮面ライダー響鬼EDテーマ)
杏月『おうちに帰ろう。』
でした。
次回は3月19日の夜9時にお会いしましょう!!
バイバイ☆