カメラマンになったワケ | Photo of the days.

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この地で生きている証、次の世代に繋いでいく写真。
民俗写真家松田高明の写真日記。

友人、お客様いろんな方から尋ねられるこの質問。

あまりにも聞かれるのでここで。

大学生だった頃の僕ははじめ学校の先生になろうと思っていました。
だから頑張って単位を取り、教員免許も持っています。

就職活動が始まった大学3年生のある日、180度変わりました。

大学に入学した時、僕は大学の寮に入りました。
その寮はかなり体育系の寮で大変なことも多かったんですが、
楽しい事も倍ぐらいありました。
寮の友達とは本当に仲が良くて、いろんなバカ話やお互いの夢など
語りあったものでした。

その友人がある日突然、交通事故にて亡くなりました。
しかもそいつには全く非のない酒酔い運転のひき逃げで。

当時写真スタジオでバイトもしていて、写真も撮影していたのに、
そいつの写真は1枚しかありませんでした。
しかも飲み会の席での1枚です。

その時、僕は人生の方向を思いっきり変えました。
『その人にとっての最高の1枚を撮影する』
有名人の方の写真はいろんなフォトグラファーが撮影するのでたくさんあります。
しかし、一般の方で最高の写真をもっている方は少ないです。
亡くなった友人のように。

『あの時撮っておけば・・・』という懺悔にも似た気持ちが
僕を今の職業に就かせました。
いや、就かせていただきました。

今自分はお客様の最高の写真を残せているか?
いつも自問自答しながら撮影させていただいてます。

亡くなった友人に恥じないよう、一人でも多くの方のお役に立てるよう
生かせていただいてます。




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松田 高明