
最近読んだ小説
著者の南 杏子さんは現役医師
今までにも何作かの作品を読んでいます
この物語は在宅医療、終末期医療の
現場でのさまざまな人生模様が
描かれています

吉永小百合さん主演映画の
原作でもあります
カバーが2枚がけでした(^^)
これを読めばやはりどうしても
両親を看取った時のことを思い出します
母は延命治療はいらないと
入院の際に自ら意思表示
一時帰宅をすすめてもらっても
娘たちに迷惑をかけたくないと
2ヶ月半の入院中、一度も帰宅せず
病院で旅立ちました
母に先立たれた父は
みんなの支えでよく頑張りましたが
体調を崩して入院の後、施設で
眠るように息をひきとりました
自分たちの両親に充分なことが
できたのかどうかわかりません
でも…
妹たちと弟と私
そしてそれぞれの家族と共に
一生懸命だったことは間違いなく
悲しみの中にも
温かいものを共有していたと
今、そう思えるのです

