AR57 レビュー
↑調整や修理が終わり現在の姿
少し前に手に入れた格安海外電動ガン「AR57」です。
フルメタルで新品送料込みで1万2000円という衝撃的プライスで、値段からして明らかに地雷であることがわかりますが、そのデザインの珍しさに購入してしまいました。
すぐに記事にする予定でしたが思うように修理が終わらず、今日で完全に修理が終わったので記事にします。(調整と修理に2週間かかりました。)
●AR57とは?
大人のバービー人形ことAR15系ライフル(M16の民間向けセミーオート専用モデル)はアメリカでは様々な銃器メーカーが独自の改良やデザインを施して販売されている他に、様々なカスタムパーツも販売されている。
AR15ライフルは基本的に5.56mm弾を使用するために設計されているが、各社が発売しているパーツを組み込むことにより簡単に異なる口径に改造が可能だ。
5.7mm弾は近年、広く普及したボディーアーマーに対して拳銃弾では対抗できないことから開発され弾薬で軍や法執行機関向きに開発されたため使用できる銃も少なくFNH社製のP90サブマシンガン(正確にはPDW個人用防衛火器として新しいジャンルの銃として分類されている)とFN57拳銃しかなかった。
この弾薬は民間向けに貫通力を落とすために弾頭がHP(鉛弾頭)改良されたものが販売されており、民間向けにセミーオート専用に改造されたP90の民間モデルPS90とF57拳銃が販売されている。
しかし、PS90は高価で一番安いモデルで1500ドル、高価なモデルだと1900ドル(約16万円~20万円)と非常に高価でなかなか手が出しずらい商品だった。
そこに目を付けたのがラインラントアームズ社が開発したのがこの銃だ。
(現在はエアロプレシジョン社が販売している)
AR15系ライフル用の改造キットと完成品が販売され、値段もキット(アッパーレシーバーのみ)で700ドル(約7万円)で完成品が1000ドル(約11万円で)本家の銃を買うよりお得である。
さらに、P90用のマガジンが同様上方にそのまま装填できAR系の本来のマガジン挿入口から排莢を行う逆転の発想で製作されており、作動方式もP90同様のシンプルブローバックとなっている。
一応は本来の挿入口にマガジンを装填することが可能である。
レシーバーを交換すればフルオート射撃にも対応が可能。
アメリカではAR57は地味に人気が高く専用のAR57ユーザーとのコミュニティサイトやカスタムパーツの販売サイトなどが存在している。
●AR57レビュー
ネットで聞いたこともないショップで新品送料込みで1万2000円の破格で販売されており、サイトの説明も上級者向け、0.2gで初速94m/s、フルメタル、返品不可としか表記されておらずメーカーは不明でよくわからない。
聞いた話だと他の有名なショップ「フォースター」でも刻印なしモデルなどが稀に1万円で投げ売りしていることもあるらしい。
茶色い何も描かれていない段ボール箱に入っており開けると、銃やパーツなどがスポンジの中に収められている。
メーカー名も何も書かれていないのでどこで作られたかはわからない!!
銃本体にも製造メーカーのロゴがなく不明。
アイアンサイトは金属製で袋にリアとフロントで分けて入れられている。
付属マガジンはマルイ製同様にダミーカートが入っており見た目はいい。
使ってみたが問題なく使用できた。
海外ガンにある謎の充電器使えない。
コンセントの形状が違う。
組み上げるとこんな感じです。
銃本体にはへこみや傷が見られますが海外製なので仕方がないです。
刻印はしっかり描かれています。
ストックはクレーンタイプのようです。
個人的に使いにくいので後に固定ストックに交換しました。
(マルイの固定ストックが加工なしでポン付けできます。 ただし、固定用の長いネジはAR57に付属しているものを使用してください!! 長さが違います)
チャンバーオリジナルの透明なもののようです。
コッキングレバーは動きます。
レールには番号が振られています。
ネジに錆などが見られます。
バレルは真鍮製です。
中が凄く汚いのでクリーニングしてください。
マガジンリリースレバーです。
マガジンを外すときは左右両方を引いてマガジンを取り出します。
アイアンサイトはこんな感じです。
外装は傷やへこみが多いですが剛性が高く頑丈そうです。
外見だけなら海外製だと考えればいいほうだと思います。
●AR57調整
この銃は給弾不良が多く発生して手を焼きました。
使いたい人は簡単にまとめたので参考にどうぞ
動くかどうか確認してみましょう!!
初速が0.2gで20m/sです!!
94m/sは嘘ですね、全然だめです。
ノズルの動きが変で、後退位置がランダムに変わります。
給弾不良が多いです。
中を開けて洗浄、グリスアップ、ギアの点検、シム調整をしてみましょう。
モーターは謎の中華製で配線は安そうで耐久がなさそうです。
配線は交換をお勧めします。
ネジが1本足りなのは初めからです。
足りないネジを足しても、足さなくても性能に変化はありませんでした。
メカボックス中身はマルイのVer2コピーで、マルイの部品に互換性があります。
違いは外装だけ上面が削られているのが唯一の違いです。
中国製のうんこグリスが大量に塗られていたので洗浄、グリスアップしました。
私の個体はシムは問題なく、ギアも特に問題が見られなかったのでそのまま組み込むことにしました。
タペットプレートはバリが酷いのでバリ取りを行いました。
ノズルの後退不良はタペットプレートのバリ取りで解決しました。
とりあえず組み立てて動くかどうか確認してみると、初速がMAX80m/sまで出るようになりましたが、初速のバラツキ、給弾不良、ションベン弾が多発します。
パッキンを東京マルイの交換しましたが頻度が減っただけで改善はしませんでした。
試しにメカボックスのノズルを変えて別の電動ガンで試しに使ってみましたが問題なく稼働します。
バレルは別の電動ガンで試してみましたが問題がなかったので
問題はノズル、チャンバーになります。
最初はチャンバーを交換したいのですがオリジナルで予備部品も手に入らないので困っていたのですが、DMM・make クリエーターズマーケットにAR57のチャンバーが販売されているのでこれを注文することにしました。
https://make.dmm.com/item/555252/
↑DMMチャンバー販売サイト!!
到着したので、とりあえず組み込んでみることにしました。
このチャンバーはオリジナルチャンバーよりノズルが後ろに来るのでノズルの動きが少しおかしくても安心できます。
最初は給弾部がきつく棒状のもので力いっぱい押し込まないと給弾されないので、給弾部をやすりで削りBB弾で軽く、押すと給弾されるように調整します。
これでマルイの300連マガジンやMAG社製のマガジンでも問題なく給弾されるようになります。
何もしなくても自重でBB弾が給弾されるまで削りすぎるとノーマルマガジンしか使えなくなるので注意!!
かなりタイトに設計されており組み込むときは思いっきり押し込んでください。
本体に押し込むときはかなり力が必要です。
これを組み込んで試射したところ初速が0.2gで91m/sで安定して発射できました。
初速バラツキ、二重給弾、ションベン弾、弾詰まりもありません。
マルイの300連やMAG社のマガジンも使用できました。
HOPをかけても初速は低下せず、チャンバーがタイトなので弾道も安定しておりパワーが強いこともあり飛距離も40~50m位を狙えます。
デザインしてくれた人、本当にありがとうございます!!
以上です。長い文章を読んでいただきありがとうございました。
もし記事でわからない事があればわかる範囲でお答えしますので
メッセージをください。mr.sd.official.mail@gmail.com
掲示板を作成したので良かったらお使いください
http://6231.teacup.com/thekeizibann/bbs
在庫切れに注意!!
あまり出回っていないので注意!!
最近、アニメに登場したとサバゲー仲間から聞いたのですが本当ですか?
こんなゲテモノ銃が登場するのが信じられない・・・・・・。
![]() |
東京マルイ シリコングリス&高粘度特殊グリスセット
475円
Amazon |
電動ガンのグリスアップはこれがおすすめ!!
![]() |
LAYLAX PROGRESS パーツクリーナー LAYLAX-CLEANER
1,188円
Amazon |
パーツの洗浄にどうぞ!!
![]() |
マルイ 純正 ホップアップ チャンバーパッキンセット 2個
760円
Amazon |