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クラリネット日記帳

クラリネットや音楽のことを中心に 日々感じたことを綴ります

仕事仲間の先輩のお子さんが
とあるヨーロッパの国に声楽を学ぶため留学しているそうですが
昨今のユーロ危機による不景気からか?

この新学期から授業料が上がるそうです
EU圏外の学生の授業料が 特に上がったそうで
無料→20万円くらい?になったそうです
それでも日本の音大からすれば タダ同然ですが
これまで授業料は無料だったので
急な大幅値上げは 本当にツラいと思います
現地での生活費も多額ですしね

さて 聞いた話では

EU圏の音楽学校では 続々と

外国人 またはEU圏外からの留学生の授業料の値上げが

行われているようです

これまでは 税金から授業料の補助金が出ていたので

留学生の授業料が格安だった国や自治体も

「不景気なのに 外国人まで補助することはない」

との世論が強まっている という事情があるそうです

正論といえば正論ですが・・

外国人の視点からすれば 残念な決定です


さて日本でも

朝鮮学校が 高等学校授業料無償化に伴う補助金の対象から

外れています

この問題は 先述のヨーロッパでの問題とは全然事情が違いますが

大雑把に言って

「外国人の支援に税金を使う余裕は無いぞ」 という意見が

世論の大勢を占める国が増えてきた印象があります


ただ実際は

どの国も 外国人に対する負のベクトルへの世論の傾向は

今に始まったことでは ないんでしょうね

各国とも 国策では 「何はともあれグローバル化!」

と高々掲げているのに

現実には 各国とも国内の外国人を排斥するような動きもあり

その矛盾が より一層 目についてしまうのでしょうか


私のような愚民がこんな大きな問題を

総括するのもナンですがネ

タイトルにある

「いちいち目くじら立てんなよ。バーカ。表現の自由の侵害だ!」 は

宮崎駿監督最新作 「風立ちぬ」に

喫煙シーンが多すぎる と 意見した  

NPO法人 日本禁煙学会 の行動に対する

とある有名雑誌編集者の 発言です


この編集者のセリフに代表される態度が

今現在の 日本では 正しい(多数派)とされているようですので

禁煙学会の肩を持つことは

論客にとっては 勇気のいること のようになっていますが

これこそが 私の眼には 危険なことに見えるのです


「日本を代表する大監督の作品に ケチをつけるとは 何様だ」

「この作品の良さがわからないとは なんとも芸術がわからないやつだ」

「表現の自由の侵害だ」

こういった決まり文句を 水戸黄門の印籠のように差し出せば

「そりゃそうでしょうね・・」 と 敵が引き下がると 信じている 「良識派」 のひとたち


表現の自由を標榜する人たちに

私は物申したい

禁煙学会は 別に政府の機関でもなんでもない NPO法人です

政府の機関が 映画作品に警告したのなら 表現の自由の侵害ですが

一介のNPOが高名な映画製作者に要望書を出すのが

どこが表現の自由の侵害なのでしょうか


作品を批判するのも 表現の自由ではないでしょうか


喫煙シーンがけしからんかどうか の議論は 私は まったく興味がありません

私は

大多数の人が楽しんだり愛したりしているもの(宮崎作品)も

ごく少数の人にとっては 不愉快に感じることもある という現実が

受け入れられない世の中が 怖いです


宮崎駿監督の 他の作品を拝見する限りでは

何の批判の目も持たずに100%肯定しながら映画鑑賞されることを

監督は 望んでいないと思います

そんなに 器の小さい人物には 到底見えません・・


これほどの大作が

喫煙者 vs 禁煙者 終わりのない平行線の不毛な争い の

格好の火種にされているのは残念ですが

両者議論を戦わせるのは悪いことではないので

これはこれで 世の中が活性化するのかな?


ただ 興味深いのは

現実には 喫煙者 と 禁煙者 の割合は

禁煙者のほうが多いし 嫌煙派といわれる人も大勢いて

喫煙者は 実際には少数派だと思います

なのに 映画の喫煙シーンには 理解を示す人が多数派なのは

「芸術がわからんやつ」 のレッテルを貼られるのが怖い人が多いのかな?


「タバコが出てくるだけで 観る気がしない!」 と 素直に言える人たちの

居場所も作ってあげてほしいですね

今や押しも押されもせぬ国民的映画のジブリ作品にケチをつけるなんて

ある意味 勇気のある人たちじゃあないですか

こういう人たちが 戦争や原発に反対できる人なのではないでしょうかね

家族でビアガーデンに行きました
ビアガーデンと言っても
ショッピングモールの庭に
テーブル席が作ってあり
お手頃価格のおつまみが置いてある
ファミリー向けのそれです

そこで 生演奏が聴けました
編成はトリオダンシュ
カワイコチャンが浴衣で登場
ジブリやディズニーの曲などを演奏してくれました

実は 私も20代の頃は
同じような仕事をしていました
若い女の子がオシャレして演奏するのは
結構ウケがいいものです
言っておきますが 私はおブスの部類に入ります
でも馬子にも衣装!の世界です


当時は 自分の楽器の実力を評価してもらっていると

大変な恥ずかしい勘違いをしていました

しかし年月を経て 振り返って冷静に考えてみれば・・

若い女の子奏者なら 誰でもいい仕事 でした

そんなに楽器の腕は問われません

ものすごく人前で緊張する人や ひどく無愛想な人

とても大柄で用意された衣装が入らない人など はNGですが

オシャレして きちんとお化粧して

人前で明るく振る舞える若い女の子ならオーケーです


これは あくまで 20年くらい前のギョーカイは そうだったという話です
今日のお嬢さんたちが そうだと言っているわけではありません

今は 厳しい選考を勝ち抜いた人しか

人前で演奏する仕事は回ってこないと思います

でも やっぱり自分の若いころの姿に重ね合わせてしまい

「トリオのお嬢さんたち
本当は ジブリの曲より モーツァルトとか やりたいだろうなぁ」
と ぼんやり思いながら聴いていました

若い当時は生意気にも クラシック曲以外やりたくない
なんて思っていましたが
今現在は どんな曲でも楽しく演奏できます
これは強がりや諦めではありません

歓迎されないベートーヴェンより
大喜びされるトトロ
これは 数々の苦い経験からきています
これが20代後半で分かっていれば
私も奏者として ちょっとは飛躍していたかも知れません
わかるのに 時間がかかりすぎました
後悔先に立たず です