クラリネット日記帳 -10ページ目

クラリネット日記帳

クラリネットや音楽のことを中心に 日々感じたことを綴ります

よく 一部のミュージシャンの方が

「自分は 楽譜が読めない」

と 一見 ご謙遜の仮面を被りながら

自慢気に語っていらっしゃいます


年配のミュージシャンの方は さておき

現在 一線で活躍する年代の 音楽を生業にする人が

ホントに 楽譜が読めないとして

そんな大きな弱点を 露わにするのは

仕事の減少につながる キケンな行為だと思われます


それを あえて 吐露するには

なにか 魂胆があるに違いない・・


「楽譜が読めない」 という発言の行間には

「学問としての音楽など オレサマには必要ないゼ!

音楽の才能に溢れているからなっ」

が マザマザと浮かび上がっていることが多いです

試験で そこそこイイ点を取った子が

「ワタシ 本当は全然 試験勉強してないんだよ~」

と試験が終わってから言っているのと

同じ低レベルの自慢話のようで なんとも・・オトナゲナイ

本人は 自身のポテンシャルの高さを強調したいのでしょう



さて 話は変わります

読譜の勉強は とても大変なように誤解されていますが

それは かなり昔のお話です

現在は 小中学校の音楽の授業を 普通に受けていれば

人並みに読譜力はつきます


学校の音楽の授業は 楽しいものではない

と感じる人がいるのは 事実ですが

それは 何の授業でも同じですから

読譜の勉強を怠る 強力な理由には なりません


もちろん 「音楽で食べていく」 には

義務教育で教わる程度の読譜力では

難しいですが・・

英会話が 中学英語程度のボキャブラリーで

どうにかなるように

音楽を楽しむなら 中学卒業程度の音楽知識で

なんとかなるものだと 思います



さて 話は戻りまして

私は この 「楽譜が読めない」 という言葉に

違和感があります

それは どの程度の読譜力があれば

「楽譜が読める」 という状態なのか

明確な定義は ないからです


楽譜の 代表的なものは 「五線譜」 です

一般的なのは ト音記号 か ヘ音記号の単旋律の譜面か

ト音記号とヘ音記号の2段で一組の大譜表です

前者は 弦管楽器のパート譜のことが多く

後者の大譜表は ピアノをはじめとする 鍵盤楽器のことが多いです


大譜表(ピアノ譜)を スラスラ読んで 演奏するのは

かなり難しいので

できれば 専門の教育を受けたほうが良いですが

単旋律の譜面を読むには 義務教育で充分です


「楽譜が読める」 というには

この 単旋律の譜面が 少し読めれば 充分だと思われます



実際には

キャリアがある人でも

読むのが 難しい譜面もあります

例えば ハ音記号という

クラシック音楽でしか あまりお目にかからない記号ですが

4種類もあり

ヴィオラやチェロにトロンボーンやファゴットなどの楽器で

音域によって 使い分けられます

なので 上記以外の楽器の奏者 (我々クラ吹きも)

ハ音記号の読み方に慣れていないので

このハ音記号であらわした楽譜を

即座にスラスラとは読める人は あまり多くはありません

読めないわけでは ないけれど・・

読むのに少し時間が かかったりします


この ハ音記号が読めなかったからと言って

「楽譜が読めない」 人 とは 普通言いません

もしここまで 基準が厳しかったら

「楽譜が読める」 人は どれだけいるんでしょ?

という状態に なってしまいます

楽譜は 何も五線譜だけではありません
ギターの タブ譜に
コードネームや 簡単な旋律のみ記してある

ジャズなどで使う譜面

(おそらく リードシート という名前? 違っていたら ごめんなさい)

など

楽譜は 多種多様あり

すべての種類の楽譜が カンペキに読める人は

そうは いないのでは ないでしょうか?



そんなこんなで

「楽譜が読める 読めない」 の 基準など

かなり 曖昧なのです


なので 「楽譜が読めない」 とおっしゃるミュージシャンの方の

「読めない」 度合いは どの程度なのか

傍目には わからないのです

おそらく 単旋律の五線譜は 少なからず読めるでしょうし・・

なにより ミュージシャンが コードネームを知らないということは

絶対にないと思われます

普通 コードネームがわかる人は

「楽譜が読める」 人 と言います


それなのに 堂々と「楽譜が読めない」 と

公言するのに 違和感があるのです



冒頭で触れたように

「音楽の才能があるから 楽譜なんて読めなくてもイイ」

と ご自分の潜在能力の高さを自慢したいだけなら

ご勝手にして いただきたいですが
有名ミュージシャンのネガティブな自慢話を 真に受けて

読譜の勉強の鍛錬を怠ってしまい

結果 いらない苦労をしている音楽の愛好家が

少なからずいることは

ご存知であって ほしいです


コーラス

バンド

オーケストラ

吹奏楽

様々な 演奏形態を

大勢の人が プロアマ問わず 楽しんでいますが

奏者同士は 楽譜でつながっているのではないでしょうか?


もう一度 書きますが

楽譜は 五線譜だけではありません

コードネームのような 記号を並べたものも

楽譜です

演奏において

楽譜を否定してしまっては

複数で演奏することは 大変困難になります

クラリネットのマウスピースで

おそらく いちばん広く普及しているメーカー

ヴァンドレン社製のマウスピースの多くは

エボナイトという硬質ゴムで できているそうです


クラリネットのマウスピースの素材は

大多数が このエボナイトか

ABSやアクリルの 合成樹脂が多いそうです

他には クリスタルガラスやセラミック製

木製や シリコンハードラバー などもありますが

いずれも 少数派だろうと 考えられます


エボナイトや合成樹脂系が 普及しているのは

価格の安さが要因でしょうか


もうひとつ エボナイトや樹脂製以外が普及しにくい理由で

よく言われている事がありますので

ここにご紹介します

高額な素材は 安価な素材に比較して硬質ですから

木製の管体との バランスが 難しいと

と思われます

口に近いマウスピースと

手で持ち上げている楽器の管体は

硬度が近く 一体感があったほうが

楽器を いわゆる「胴鳴り」 させるのは

楽だと思われます

こういった理由で

硬質なマウスピースを吹きこなせる人は

限られてくると いわれています

キャリアの長い人向き ともいえます

ただ 使いこなせれば その人にしか出せない音を

奏でることができると思います

この点は 芸術性という観点からは とても重要です

いかに教育用や合奏用には あまり向かないといっても

特殊な素材のマウスピースは
絶滅しては いけないものだと 私は思います


では マウスピースと管体が

一体感があるという点では

木製が 一番なのでは と考えられますが

そうであり そうでない・・

木製 といっても

木材をそのままマウスピースの形にして

それを 口の中に入れて 噛みついて濡らすと

すぐに ダメになってしまうそうなので

木製のマウスピースとは

グラナディラの粉を

少量の合成樹脂で固めたものだそうです

なので 大ざっぱに分けた 世間的な見方では

合成樹脂系に入っているような 感じです

もちろん 樹脂系ではない と考える方も多いので

コレについては このくらいにしておきます・・



私自身のマウスピースは

ヴァンドレン 5RV ライヤー ですので

エボナイト製です


私は このマウスピースが気に行っているので

贔屓目に見ている可能性は大ですが


アクリル樹脂は 口にくわえた感触が

ちょっと ツルツルすぎるかな と思います

微妙に 力加減が 難しい

これは慣れれば なんてことは ないのでしょうけど


音は 樹脂よりゴムのほうが

イイ感じで デッドになる気もします

これが 良いと感じるか 良くないと感じるかは

人それぞれです



ただ エボナイトは

銀メッキを黒く変色させてしまう作用があります

楽器店で きいた話ですが

どうも エボナイトに含まれる硫黄と キイの銀との

化学反応だそうです

新品の エボナイト製マウスピースを

楽器ケースにいれておくと

キイが変色します

はじめて見た時は ビックリします

メタリックブラック?というのかな

一気にアンティークな カンジになり

グッと渋みは増しますが

せっかくのピカピカの楽器が

変色して ガッカリ・・という人のほうが多いです


これを防ぐには

新品のエボナイト製マウスピースは

楽器ケースにしまわず 別にしておくことです


キイが黒くなるのは さておき

銀を変色させる物質を 口の中に入れて

人体への影響も ゼッタイない とは言い切れないかも

知れません


長年に渡り

エボナイトを 毎日のように口に入れている私は

マッタク気にしていませんが

エボナイト製のマウスピースの

安全性を疑う方が いらっしゃるのを

いたずらに軽く扱うのは

良くないと考えています


おそらく これからはエボナイトは廃れていくのかな
との実感もあります
ちょっと残念です

ただ まだエボナイト製のマウスピースも
市場には出回っていますので

気にする方には

アクリル樹脂には

硫黄は含まれていませんから

クランポン社製のマウスピースを

オススメしています


「食の安全」 ならぬ

「吹奏の安全」 も

気にしないと いけない世の中になっていきますね



本日は ホワイトディ


モテない 暗黒の少女時代を過ごした私には

まったく無縁の行事でした


夫や父などの 親族は

ホワイトディにプレゼントをくれますが

それ以外では おそらく まったく関与せずに

一生を終ると 予測していた ホワイトディ


今年は ついに関与の名誉にあずかりました

ヘンな形で・・


中学1年生の息子が

1か月前の ヴァレンタインディに

友達の女の子たちに

「友チョコ」 をもらってきたのです

それが ひとりやふたりからでは ないんです


数だけは モテ男ですが

くれたのは 部活動や 塾などの女子で

他の男子にも 配っていたそうです


とはいえ 多数の女子から

手作りのチョコレートやクッキーをもらったので

息子は ウハウハです


ところが 日頃からボ~っとしている 息子は

ホワイトディに お返しをすることを

よく理解しておらず

結局 私が お返しのお菓子を選んで

セッティングするハメに


いったいぜんたい

ここまでしてやる 必要があるのか?

こんなことを 母親がしてやっては

マザコン男 丸出しじゃないか?

だいたい 干渉しすぎ?

と 悩んだのですが

今回限り 手を出しました


なんといっても 女子は コワいですからねぇ

私は 女子だから 恐ろしさは存分に知っています


息子の所属する吹奏楽部は

女子が多数派の部活動です

大勢の女子に 総スカンを喰らっては

部活ライフも やりにくかろう・・


というのは 建前で

息子の部活動の仲間は 良い子ばかりですので

ヴァレンタインのお返しを しなかったくらいで

息子にイヤな事をする女子は

いないとは思いますので

息子のために 私がこんなことをしたのは

半分は 「私が 浮かれたかった」 が 正解です


客観的に見ると

ものすごく気持ち悪い母親ですので

こんなことは 今年限りにします・・



しかし 今の 中学生は いいですね

友達付き合いをしている異性に

日頃の感謝の意をこめて

気軽に プレゼントできるのですから

私も 中学生の時に

こんなステキな 人付き合いが したかったです




本日の Penguin Love


クラリネット日記帳-葛西 ペンギン

脱走騒ぎで 話題になった

東京都立葛西臨海水族園の

フンボルトペンギンです

水の中では 動きがとても速いので

写真を撮るのに苦労しました


ペンギンの脱走騒動については

葛西臨海水族園の公式サイトを どうぞ → こちら


脱走したペンギンは

どうしているでしょうか・・

無事を祈ります