20150908 バクマン。完成披露試写会のレポのようなもの。その2 | Keep it simple, stupid.

Keep it simple, stupid.

ちょい斜め上を見ながら。

つづきいきます!公式さんがあげてくださったレポの補完ができれば、と。

けんにい、おススメのシーンはこまっちゃんって言ってたけど、劇中ではいっさい絡んでません。でもおススメしちゃう。
「この男三人でしたね、ずっと」と隣に立つパイセンとさるときさんをフューチャー。このとき、たけるやりゅうくんは下手側へと顔も体も向けて笑顔で聞いてる。

新井さん、皆川さん、どうでした?と漫画家組三人の撮影エピソードを語ってほしいと話を振ったのに、パイセンはぼーっと立ってるし、さるときさんにいたっては、「え、なに?」とか言ってるし。
「なにって、クロストークですよ。気をもっと張ってください」って笑うけんにい。ええ感じにボケ漫才な感じです。爆笑。
「三人でっていうと微妙にむずかしいんですけど、個人的にはですね……あ、バクマン。の原作を好きな方、いらっしゃいます?」
と客席へ投げかけるパイセン。パイセンもいい声だよね。好きです、パイセンの声。

たくさん挙がる手を見て、「でしょう?うちも大好きなんです」パイセンの生「うち」キタ――(゚∀゚)――!!聞けた!うれしい!

「これから観るのにほんと申しわけないけど、ほっんとに申しわけないけど、べつもんです」パイセンの原作ヲタトークが炸裂です。
「だから漫画を期待して観ると、は?!ってなります。 (゜Д゜) ハア?? みたいな」

(゜Д゜) ハア?? ってパイセンそれ! さすがに監督が、そうじゃないでしょうって、そんなんじゃないでしょうってフォローしたよ。
「(゜Д゜) ハア?? はあれか、え?くらい。現にうちは台本読んだとき大根さんに言ったくらいですから、ここはこうしたほうがいいんじゃないすかって」
うわーうっざい、パイセンうっざいそれwwwて思うじゃないですか、でもねパイセンはさすがっす。

「でも、映画のバクマン。として観た場合、極上です。これは自信あります」うんうんパイセン極上だった。映画バクマン。は極上すよ。
「原作とはべつもんで、でも映画でしかできないことを大根さんがやってて、こんなこと言ったら気持ち悪いけど、大根さんの腕ですよ」

褒めた!パイセンべた褒め!場内拍手!悪い気しないよねって監督もご満悦すよ。
で、どうでもいいけど、パイセンや監督がしゃべってるとき、横向いて立ってるたけるの靴の爪先が長くて。無駄に長いあの靴の爪先が気になって気になってもう。
あとね、左手にマイク持ったまま右手を小さくを当てるようにするたける的フラメンコ拍手ね。安定のやつ。好き。

そしてさるときさん。「ぼくは終わったあとにすごくさわやかな気持ちになれました。たぶん今この中に死にたいって思ってるひといると思うんだけど、だいじょうぶ!生きたほうがいいと思う!そんな気持ちにさせる映画でございます」
さるとき節強烈。たけるもあははははって声出して笑ってたよ。さるときさんがさあしゃべるぞって醸し出す空気がもう笑いを呼んでますね、才能ですね。

そしてさるときさんからのクドカン。死ぬな生きろからのぼくはもう死んでますふたたび。もう死んでますと初っ端からクドカン。

「監督はぼくにはあんまりきびしくなかったんですけど、サイコーの少年時代の子には結構きびしくて、ランドセル背負って走ってこいっつって、でもそれは映ってない。そこはすげえスパルタ!と思いました」

めちゃ撮るだけ撮ってほとんど使わない大根さん。そして子役にはきびしい、と。クドカンにあえて演出をしなかった理由を訊かれて、
「演出家が演出家に芝居をつけるってすごく恥ずかしいことなんですよ。脚本を書きはじめたときから、宮藤さんなら大丈夫と100%信頼して撮ってましたね」
監督の絶大な信頼感を確認できて「今日は来てよかったです」とクドカン。
この映画はクドカンと大根仁という壮絶な才能を持った演出家の芝居合戦でもあるのです。

そしてやまだし。やまだしが、ときおり両足をクロスさせてモデル立ちしててもう。たけるを見たいのにやまだしに目が釘付けになることがちょいちょい。たまらん。

みどころを訊かれたやまだし「もちろんアクションなんですけど、たけるが言ったのでテキトーな嘘をつきます。サイコーとシュージンがはじめて持ち込みをしたときに、こう、集英社を見上げるってシーンがあるんですけど、迷ってるふたりに服部がワイヤーアクションでパーン!(ビルの上から飛び降りるイメージのポーズ)ときて、シャー!(ふたりが持ってる原稿を奪いとって着地。しゅたっと右膝をついて跪くポーズ)びゃあああああん!(手を挙げて原稿を持って飛び去っていくイメージのポーズ)と行くシーンがあって、見せ場だったんだけど、カットされちゃった」

一大スペクタクルな嘘やなそれ!
「なにその嘘!これはたたみきれないのでお返します」って監督が伊藤さんに収拾をお願いしましたよ。やまだし、嘘をやりきって無表情。おもしろすぎる。

たたむためにリリーさんへ話をふります。
「映画をご覧になる前にいろいろ言うのもなんですけど、唯一今わかってるのは官九郎くんがもう死んでるってことと、官九郎くんが死ぬときのおえー!!!って吐く声が、おれもらいゲロしそうになったことですね。迫真のゲロでしたね」
公式さんがこのリリーさんの「もらいゲロ」を「もらい嘔吐」って書いててツボりましたよわたしは。

「あと、ここへ登壇したときからやまだくんが気になってるみたいで、ぼくも気になってるから代わりに訊いちゃいますけど、そこの10名の方だけ特別な席に座ってらっしゃいますね。王室の方かなにかですかね?」
うわ、またわたしらの席をいじられた。しかもやまだしが気になってるとかやまだしのせいにしたよ。てかやまだしも、
「今までなかったですよね」ってこれまで何度もここに登壇してきたひとらしかるなスター的なツッコミをいただきました。
「監督の愛人?」
「ちがうちがうちがう!こんな若い愛人いないですよ」10名の王族にはお子ちゃんもいらっしゃいましたのでね。愛人て。うちの夫も監督の愛人ですか。監督と同じような頭皮ですけど!

「ほんとに一般の方らしいですよ、ラッキーですよね?」はい、ラッキーでした。この座席いじりの間にたけるとりゅうくんの視線がわたしらをナメってった。目が合ったとかじゃなくてナメってったよ。光栄です。笑

「その前で脚立に座ってるひとがいて、貧富の差が」
「脚立は仕事で座ってるから。脚立の席を買ってるわけじゃないからね」
やまだしとリリーさんのボケとツッコミもあり。脚立のみなさん、おつかれさまです。

「まあなにをおれらがしゃべったところで、明日の見出しは『佐藤健、童貞の演技に苦労する』ですからね」
リリーさんの冷静さに大爆笑!たけるだけが苦笑して困ってた。「むし返さないでください。……なんでしたっけ?次は」と口調はおだやかだけど、話を逸らそうと必死ですたけるさん。

伊藤さんがサカナクションさんはどうでしたか?って水を向けてくれて軌道修正。山口さんが劇伴を含めた作曲の苦労を語ります。
「(作曲のために)何度も何度も観てるから、客観的に映画を観れてないです。正直。観すぎちゃって。純粋に映画を楽しめるのは、このあと映画館に足を運んで観るときなのかなあって」
サカナクションしか考えられなかったと方々で語ってる監督が、
「こんなに売れてるサカナクションに作曲をお願いして、曲を担当するバンドではなく、スタッフとして参加してもらって、自分たちのやりたいことを抑えて映画のために尽くしてくれたことがうれしかったですね」と言葉を添えたことが感動的でした。

いやほんと、サカナクションの劇伴すごいから!あんなに映画に寄り添ってて邪魔にならないのに、印象深いって曲ばかりってすごいよ。サカナクションすごい。

「主題歌が『新宝島』っていうんですけど、その歌詞がまったくあがってこなくてですね」
「そうですね……むずかしかったです。ぼくたちのバンドとしてのストーリーと映画としてのストーリーをどう重ねていけばいいのかって悩みまして」
関係者各位に多大なるご迷惑をおかえしたことをおわびします、すんませんでしたー。とイベントにつづき、ここでも深々と頭を下げる山口さん。

名作を生みだしつづけ今も走りつづける少年ジャンプ、そしてこの世に生まれてきた数多の漫画、生まれることなく、だれにも読まれることなく埋もれていった漫画たちへの敬意と愛と心意気あふれるエンドロールと新宝島はすばらしいです。ぜひ劇場で!

そしてとうとう最後のあいさつの時間になってしまった。み、短い!イベントもあっという間だったけど、舞台挨拶もあっという間。
りゅうくん。一歩前へ。ありがとうございます、と巷で話題の神木の深いお辞儀すよ。
「ジャンプの漫画を読んでいるような爽快感。ほんとに、ほんっとにみなさんに楽しんでいただける作品だと自信をもっていえるので、ぜひ!ジャンプを読んでる気分で楽しんでってください。今日はほんとにありがとうございました!」
さらに深々と礼、そして天使の笑顔!りゅうくんかわいい!!

たける。一歩前へ。
「ばくたちは漫画家を演じさせてもらって、ほんとに、この映画を観ればわかると思うんすけど、大変なんですね。すごく過酷な状況で仕事をしてるんですけど、きっとみなさんお仕事されてると思うんですけど、通ずるものがあると、なにか自分と通ずるものを感じてもらえるんじゃないかと思います」

たけるはさ、みなさんお仕事大変ですね、その大変さはわかりますよって言ってるわけじゃないんですよね。そんな安易に、迂闊に他人の大変さは語らないの。ただ、その大変さと通じるところがあるかもしれないっていう。

みなさんと同じですよとは言わないけど、通じるものがあると思います、という。

ああ、たけるだなあというのと、この映画は料理番の前に撮ってるんだなあと。
夢を抱いて、その夢を職に就くことで叶えて、でもその夢を生業として叶えつづけることがどれほどむずかしいのか。
料理番を観てからバクマン。を観るとひりひりと心が痛いです。きっと逆もまた然りだと思う。

「この映画を観て、なにか熱いものを持って帰ってもらえたらうれしいです。映画、楽しんでってください。今日はほんとにありがとうございました」

青い服を着て、青い炎を裡で燃やしてるたけるさんの静かで熱い言葉、しかと受け取りました。ありがとうございました。
下手の袖で最敬礼するたけるとりゅうくん、キャストのみなさん、大根監督、サカナクションのみなさん、雨の中ほんとにお疲れさまでした!

そしてだらだらレポを最後まで読んでくださった方もありがとうございました。
次もどこかのバクマン。関連でレポできたらいと幸いです。再見☆