神戸市垂水区内の近代建築 | 和歩 ~waho~

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地元の神戸や周辺を歩いて回るのが好きで、阪神間モダニズムや古い町並み、四国遍路等の歩き旅、日々徒然をゆるーり書き綴ってます。
旅も日々徒然も和み歩く。

ウチのご近所で滅多に行かない神戸市垂水区の近代建築物、阪神間モダニズム巡りして来ました。
近いからこそなかなか行かないご近所、新鮮でした。
 
 
垂水駅周辺に残る近代建築です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
福田橋
 
大正15年
 
 
 
岸本家住宅洋館棟
 
 
 
 
 
垂水から舞子の間の住宅街にも築年数は分からないけどレトロな建物があります。
 
 
 
 
 
 
 
 
兵庫県下最大の前方後円墳「五色塚古墳」の脇を歩いて舞子公園へ。
因みに五色塚古墳、オススメスポットです。
人すいてるし入るのタダだし上に登れば明石海峡から淡路島まで見晴らし最高☆
最近は五色塚古墳も結構なパワースポットなんだそうです。

 

 
復元し過ぎがたまにキズ(ゝω・)テヘペロ☆
五色塚古墳行ってみてください☆
 
 
 
 
舞子公園は明石大橋の袂、松林が広がり海岸には綺麗なプロムナードが続き明石海峡と淡路島を望む最高のロケーションとなっています。
ええトコですよ~。
 
 
そんな舞子公園内にモダン建築物が2つ
 
旧武藤山治邸
 

 
 
1907年建築
大熊喜邦建設
国登録有形文化財
コロニアル・スタイルの西洋館。
外側に迫り出した円形ベランダが目を引きました。
 
 
 
 
移情閣・孫文記念館
 

 

 

 
 
1915年建築
こちらは国指定重要文化財
8角3階建楼閣。
外観は洋館、中は中華風でした。
 
 
 
公園から出てJRの北側にある舞子ホテル・旧日下部家住宅
 

1919年建築
 
 
このご近所の高級ホテル”舞子ビラ”も昔はモダンな建物で明治時代には有栖川宮の別荘で明治天皇や皇室の方々もよく訪れてたそうだけど今は完全な新しいフツーの建物になってます。
 
 
 
 
 
電車で移動、塩屋へ。
 
塩屋は六甲山の最西端の町。
いかなごの釘煮発祥の地の碑があるけど長田にもあるんよね。
 
塩屋駅から西へ。
細い路地をくねくね行くと旧ジェームス邸

 

早良俊夫設計
1934年建築
 
南側からよく見やすいけどレストラン利用者じゃないとお庭には入れないので横側から。
スパニッシュスタイル、展望塔、南側から見たかった。
玄関のガラス戸だけで高級外車が買えるくらいのお値段なんだそう。
 
 
塩屋の北西から青山台辺りまでは通称「ジェームス山」と呼ばれてます。
これは昔ジェームスさんがここに住み、外国人居住地を開拓したのが由来。
今現在も日本人立入禁止区域があります。
外国人居住区と言う事で北野町とジェームス山は神戸大空襲で爆撃を避けられて奇跡的に当時の建物が多く残ってるのです。
 

 
住んでたアーネスト・ウィリアム・ジェームス氏は神戸で最も成功した外国人と言われ増える神戸へ移住してくる外国人で北野町が一杯になってしまいココに広大な土地を買って外国人の為に住宅地を造成したそう。
北野町は震災や建て替えとかで大分新しい普通の家も建ってるのと違いジェームス山は完全に外国人だけの住宅地が広がってます。
 
 
 
 
塩屋駅に戻り通りすぎて山裾にある旧グッゲンハイム邸へ。

 

 
A.Nハンセル設計
1909年建設
ひょうごの近代住宅100選
コロニアル・スタイルの木造2階建て。
A.Nハンセルは北野町のシャープ邸、シュウエケ邸(自宅)国指定重要文化財のハッサム邸等を設計されてます。
ここは毎週木曜日一般公開されていたりイベントやコンサート等も開かれてます。
 
 
 
そのお隣に旧後藤邸

 
キレイに塗り直されてるけど大正期の建築。
ひょうごの近代住宅100選
 
 
 
この辺りは明治期から昭和初期に多くの洋館が建てられました。
近代建築かどうかわからないけど色んな素敵な洋館が建ってました。