思春期の子供の感情爆発、脳の状態から解き明かそうというもの。
性ホルモンの分泌が過剰になって扁桃体に作用。
扁桃体は恐怖、ストレスを感じる場所なので他者の感情に敏感に反応してしまう。
とりわけ相手の負の感情をキャッチしやすい。
性ホルモンは側座核という部分にも影響し、リスクを恐れなくなる。
悪いことばかりではなく、扁桃体の隣にある海馬も活発になるため、
記憶力がすごい、そしてリスクを考えずチャレンジできるのが思春期らしい。
マサイ族では、若者だけで暮らしていて、大人になると村に戻るらしい。
この時期に牛700頭の名前を覚えたり、生きる術を学ぶそう。
恐怖、ストレスは受けやすい、でもチャレンジしたい、ですか。。
はたから見たら面倒な人だね。
でも若者の勇気?によって人類は繁栄したとも言えるようだから今更変えられない。
もう一つ特徴としては、大人では活発になる前頭前野が未発達らしい。
理性を司る部分が未発達なら、衝動を抑えたり相手の気持ちを慮ることができない。
結局親としてはどう接すれば良いのか。
現象としては避けられないので、なるべく前頭前野を働かせたい。
サッカーなどのスポーツ、記憶するゲームなどがいいようだ。
あと家事を教えるべきだと思う。
思春期は自立したいし、できると思っているのに、現実は親に世話になっている。
そのギャップに苦しむことも多いはず。ある程度の家事を仕込み、全寮制の学校に入り、スポーツに打ち込ませるのが良さそうだ。
キングカズなんて思春期にブラジルにサッカー留学してるんだから親に生意気言ったことないんじゃないかな?
引きこもりや家庭内暴力が10年前の2倍らしい。
他人事ではない。