今日は、久しぶりの雨。

アタイは風邪をひいてしまった。

「おはよ~ー~ー」

ヨレヨレな声で出勤。。。

すると、マスクをした店長。

店長:「どうしたの?」

アタイ:「風邪ひいてもうた、youこそどしたん?風邪?」

店長:「チャリンコで転けちゃって6針くらい縫ったんだ。」

無惨な転け方をしたのだろう。。。口だけフランケンシュタイン状態。

しかし、彼等にとって、大きな傷や怪我は男の勲章なのである。

そのフランケンシュタインを見た常連さんが、差し入れに果物とお菓子を持って来てくれた。

感激感動した、店長は、頂いた梨で、美味しいのを作ってやる!!!と張り切り始めた。

そして、それは完成した。

なんと、梨を一口大に切り、それにキムチを和えたのだ。

熊本&アタイ、一口試食。。。

ん~見た目は大根、大根とキムチを想像して食べたのが間違いだった、

最初のイントロで梨の甘さが広がり、次に水分と梨独特のシャキシャキ感、

そしてクライマックスに、キムチのニンニクの味がモワーーーーーーン。。。。。うっっっ

くさっ!the end ...

である。

熊本と顔を合わせて無言のまま顔を歪ませていた。

コメントに困った。。。とりあえづ「不思議だね」って。。。。

完全に食材の本来の美味をぶち壊した作品だ。

むしろ、食材など無視している。ただキムチが食べたかったのでわないかとも思う。

いや~さすがプロデューサー、やる事が違います。

今日は雨のせいか、みんなドンヨリしていた。

なるチャン:「帰りたい。。。」

小さな声でつぶやいた。。。

チョコでも食べて元気出そうよ!と、ふと、熊本をみた。。。

一生懸命に自分の舌を出している。それはもう必死だ、よ~く見ると舌の先にチョコのかけらが。。。

アタイ:「なにしとん?」

熊本:「いや、口の中で溶けたチョコの中の色が何色か気になって、自分の目で確かめよう思って」

彼はどうしても自分の目で確かめたかったのだろう。無様な顔で寄り目になりながら必死に舌を伸ばしていたのだ。

しばし失笑。。。。

フランケンシュタイン、痛い痛いといいながら失笑。。。

アタイ、咳き込みながら失笑。。。。

雨はまだ降り続いていた。。。

小さな笑い声は雨音に消されながらも、かすかに響いていた。

今日もありがとう、と空を見て、床につく。

明日には良くなりますように。。。


ルンルンルン♪
音楽を聴きながら頭の中で妄想をしながら歩く。

歩いている時、よく妄想が膨らむ。だから歩くのが好きだ。

居酒屋に近づく。。。かすかな音楽が聞こえてくる。

「おはようさーーーん」

いつものように、元気良く出勤した。

店長:「今日のご飯はハンバーグだよ♪」

熊本:「ファッキンハンバーグ!」

アタイ:「ぶっ飛んでんな」

ニヤニヤが止まらない。
いつも無反応なホールのドン、なるチャンも今日はなぜかバーグをガンミ。。。

そして今日はそんなバーグの匂いを嗅ぎつけたのか、ミュージシャン松田もやってきた。

松田、彼はいつも落ち着きがない、つねに体の一部が絶対動いている。

そのせいか、反応が早いのが特徴である。

松田:「白ご飯欲しいなぁ~」

といって、セルフでご飯をつぐ、そしてセルフでビールを飲む。

これここでの常識。自分のことは自分でやる。

お腹いっぱいになったところで、話題は音楽の話になっていた、

アートと音楽が交わる瞬間だ。

自分たちの持ち寄った音をあーだこーだいいながら聞き合う、

音楽は店中に響き渡る。。。

彼らにとって客はただの客である。完全に仕事を放棄している。

もうそこは居酒屋じゃなくなっていた。

そこは、少年たちのたまり場だった。

アタイはビール片手にその光景を見ていた。。。

ふと、ボブディランのlike a rolling stone が頭の中で流れ始めた。

自分が好きな物、好きな事を追い続ける、やりたい事をやりたいだけやる、

それでも社会で生きていかなきゃいけない。

その葛藤とモガきは、アート音になった。

そこは、無邪気な少年たちのたまり場だった。

今日もありがとう、と空をみて、床につく。

その夜、星達は見てみて!と言わんばかりに輝いていた。。。