夏の終わりのこと
彼女の死は、
あまりに突然、告げられた
耳を疑った
いろいろな人に尋ねた
誰か間違いだと言ってくれると信じて
彼女に初めて会ったのは、
もう25年近く前になるのかな
いろんな仕事を一緒にしたし、
いろんな土地へも一緒に行った
食べることが大好きで
遊ぶことが大好きで
人一倍勉強して
後輩だけど
心から尊敬していた
ある日
彼女の背信を知った
少なくとも通すべき仁義に欠けた行動だった
いい加減な謝罪と、
聞きたくない言い訳に溢れた姿のまま
縁は途切れた…
そして夏の終わり
久しぶりに聞こえた言葉は、
彼女の死を告げる知らせだった
本当に憎しみに溢れた相手なら、
こんなに淋しくはなかったよな
だったら、
もっと早く連絡すれば良かったよね
生きて会えると思ってたから、
腹立てたまま、何年も過ごせたんだね
人間って
浅はかに悔やんでばっかり
少なくともわたしは
あなたの笑顔と根性
私はいつまでも忘れない