ファーストアセンショナーへの道/仏弟子の方法論その11 瞑想で観察していく対象
2021年4月20日

【はじめに】
イシュター・アンタレス著「意識の量子飛躍11:11アンタリオン転換」によると、イベント後にまずアセンションのファーストウェーブが起きるとされます。このアセンションのファーストウェーブを起こすには、アセンションへの準備が整っている1,000〜2,000人のボランティアが必要とされます。
当然、自らの内に大量のネガティブエネルギーを抱えている状況では、波動が重過ぎ、ファーストアセンションは困難です。自らの内のネガティブエネルギーを一掃し、光の存在としての準備が整っている必要があります。
ブッダは、自らの内のネガティブエネルギー(煩悩)を一掃して、悟りを得た存在(アセンデッドマスター)に至る方法を見出し、アセンデッドマスターとなりました。そして、悟りに至る道を体系化して、その方法論を仏弟子たちに伝えました。
本連載では、ファーストアセンショナーを目指す皆さんに、ミャンマーの仏弟子ウ・ジョーティカ氏が記述した悟りに至る方法を紹介し、皆さんの内のネガティブエネルギーを一掃するお手伝いをしたいと思います。

 

【第11回のテーマ】

瞑想で観察していく対象です。以下に、ウ・ジョーティカ氏の文章を引用します。

気づきの四つの確立を、ブッダは語りました。
一つだけでなく、気づき(マインドフルネス)の四つの確立の全てを、私たちは実践しなくてはなりません。本当に深い洞察を育てるためには、四つの全てを育む必要があるのです。

最初は身随観、身体の気づきで、これについては後に詳しく扱います。二番目は受随観、感覚の気づきです。もう一つは心随観、思考の気づきです。残りの一つは法随観、一般には、あらゆる意識の内容を意味します。できる限り、四つの全てを育むようにしてください。
ですが、ウィパッサナー(サティパッターナ)瞑想において、まずあなたはひとつの対象からはじめます。ゆっくりゆっくり、対象をさらにさらに取り込んでいき、身体において、そして心において、眼耳鼻舌身、全ての場所において、起こっていることの全てに気づくのです。
(ウ・ジョーティカ著、魚川祐司訳「自由への旅「マインドフル瞑想」実践講義」の73〜74ページより抜粋して引用)

さて、いよいよ瞑想の実践に入っていきます。
まずは、ブッダの瞑想とはいかなるものかが、簡単に解説されています。
ブッダの瞑想には大きく分けて、サマタ瞑想ヴィパッサナー瞑想(ウ・ジョーティカ師はウィパッサナーとしています)があります。このうち、悟りに至れるのはヴィパッサナー瞑想だけです。サマタ瞑想は、ヴィパッサナー瞑想をやり易くするために、普通の人の精神状態であるモンキーマインド(五感から入る情報や勝ち過ぎる思考により、精神があちこち動き回って落ち着きが全くない状態)を、ある程度鎮めるための補助的瞑想に過ぎません。
いきなり、ヴィパッサナー瞑想が出来る人もいますが、普通は戒律とサマタ瞑想で、このモンキーマインドを大人しくさせていく必要があります。


コブラ(PFC)の瞑想は、いずれもサマタ瞑想の一種なのですが、実は相当高度です。多分、まともに出来ているライトワーカーはほとんどいないと思います。まあ、コブラは瞑想の質は求めていないので、問題はないですが・・・。
コブラの瞑想は視覚のサマタ瞑想ですが、初心者が視覚のサマタ瞑想を行う場合、まずは、単色で塗った円などの単純な図形を目の前に置いて、これをじっと見ることから始めます。

そうすると、他の五感の情報が気にならなくなって麻痺してくるのですね。思考も停止してきます。こうして一点集中で、集中対象に使う感覚以外の五感や思考を止めてしまうのがサマタ瞑想の目的の一つです。
もう一つの目的が、視覚なら視覚を自己意識の支配下に収めていくことです。他の五感や思考を止めることに成功したら、目を閉じてみます。目を閉じても、色のついた図形がはっきりと見えるようになったら第一段階クリアです。
こうして、視覚情報など自己意識で作り出せることを学ぶのです。本来は、視覚情報より自己意識の方が強いのです。でも、普通の人は自己意識が五感や思考に負けて、これらに奴隷のように使役されているのです。だから、いつまで経ってもメンヘラから抜け出せないのです。
次の段階では、色を自由自在に変えてみたり、図形の大きさを自由自在に変えてみたりして、視覚に対する自己意識の優位を確かなものにしていきます。

コブラの瞑想は、セントラルサンと地球の中心を繋いで上下する光の柱のような、絶対に視覚で一度に捉えることのできない具体的で動くものを見るのではなく、マインド内にイメージして作り出すのですから、相当高度なのがわかると思います。
修行を積んだ僧侶ならいざ知らず、普通の人にこれをやらせるのですから、コブラも結構無茶振りをしたものだと思います。
コブラの瞑想に習熟したいと本気で思っている方がおられるならば、最初は色付きの円の絵など単純なものを壁に貼って、サマタ瞑想をすることを第一段階としておすすめします。
本日はブッダの瞑想のほんの触りということで、この辺でおしまいにします。

 

by spiritual-lightさん

ファーストアセンショナーへの道 仏弟子の方法論その11 瞑想で観察していく対象