トランプの表向きの戦略と、不正選挙の予告と法廷闘争
2020年11月8日

 

今日、既にバイデンが勝利宣言をしてしまいましたが、昨日までの流れを書きます。
■米主流派マスコミの動き
「トランプはバイデンの不正だと言っているが、根拠もないのに不正を主張している。」と言い、「トランプは自分が負けるのに、相手の不正だとか大した根拠もないことを言って、実に潔くない。」と主張していた。
ただ、真実はどうなのか?


■内部告発者が複数現れている(監視員の女性もいた)
①ミシガン州の郵便局員
郵便局で、郵便投票に関して不正なことをやれと上司に命令されたと。そのことについて内部告発をする人が出てきた。
ジェームズ・オキーフというジャーナリストが、内部告発者にコンタクトをとり、その話を聞いた。そして、それをツイッターで拡散している。

【動画】 US Postal Service worker alleges potential voter fraud according to Project Veritas

 

その内容の動画では、内部告発者は仕事を失うかもしれないので、顔も名前も出さずに、そして声も変えている。

告発している内容は、「上司からは不正をやるように指示されてる。」これがミシガンでのこと。
そして内部告発者は他にもいる。

 

②ペンシルベニアの郵便局員

彼は顔も名前も出している。自分が直接言われたわけではないが、自分の上司が不正をやろうとしていることを告発している。

不正とは何か?
→11/3までに郵便投票で集まった票だけが、郵便投票で有効になり、11/3を過ぎたものは無効であるのが本来の規則だ。しかし、11/3を過ぎたものを有効票として入れろと言う、上からの指示があったというのだ。


この告発者は、仕事中(郵便配達中)に、イヤホンか何かで記者からの質問を受けて、答えている様子が映されている。
11/3が最終の締め切りなのに、それを過ぎたものを"消印を変えて有効票にする"という不正をやろうとしているのだ、と。


ミシガンでは実際に調査が入った。
■11/5 9&10 NEWS 米国郵便が不正疑惑を調査


この記事には、上記の動画がきっかけとなって調査に入ったと書かれている。
このように、1人のジャーナリストの人が、トランプが"不正が行われている"と言っていることについて、それを実際に自分で調べて、それを発信して、その結果が調査に繋がっているのだ。このことで真実が露になる。これが正に、ジャーナリズムの役割だ。


その一方で、米主流派マスコミは、「トランプが証拠もないのに、ただ不正、不正と言っている。そう言うなら証拠をだせよ」と、言っているだけで何もしない。
このような主流派の大手マスコミに対して、彼はこのように言っている。
「Journalism is dead」

「マスコミは"不正の証拠がない"というのではなく、不正の証拠をスクープするのが仕事」
本来ならば、証拠を見つけるのは自分達の仕事だろう?。マスコミは「不正の証拠がない」というのではなく、不正の証拠をスクープするのが仕事なんだろう?と言っている。
いわゆる大手のCNNやNY Timesなどは、まさにジャーナリズムの死にあたるのでは無いですか?という問題提起である。


その中で、トランプの表向きの戦略は・・・
11/4(投票日の深夜)のスピーチでこう言っている。
「率直に言って我々は勝利した。我々の次のゴールは国家の誠実さを守ることだ。今この国で大規模な不正が行われている。我々は法が正しく用いられることを望む。」
つまり、選挙自体は勝利したのであり、我々は次のゴールに向かっていると。
次のゴールは何かというと、国家の誠実さを守ること。不正が行われているので、その不正を正すことなんだ。
「よって、我々は最高裁判所に訴えをする。我々は全ての投票が終了することを望む。朝の4時に票が見つかって、それが数えられるなんてことは望まない。」
この目的は、選挙に勝つこと。不正を正すこと。の2つだ。


そして、「不正を正すこと」は、大統領の仕事ではなく、裁判所の仕事になる。
だから最高裁に向かうのだ。と
そして最高裁は、「ペンシルベニア州に4日以降の郵便投票は別に分けるように指示した。」
ペンシルベニア州では、消印さえ11/3以前になっていれば、11/4以降に届いた票も有効票にするということにしている。これが不正を引き起こす要因になっている。
最高裁は、「とりあえず分けろ」と、後で調べるからと指示している。


ちなみに、最高裁の判断で決着がついた米大統領選挙は、2000年まで遡る。ブッシュJr 対 アルゴアの時だ。
フロリダ州で537票差だった。決着するまでに37日間かかった。最終的には最高裁に行き、最高裁が判断を下してブッシュの勝利となった。
トランプの戦略は、絶対に敗北宣言はしない。そして最高裁で決着を・・・と言っていた。
最高裁の判事は9人いて、実質的に5人が保守であり、過半数をとれる状態にはなっている。
<最高裁:2つのシナリオ>
① 5人の保守系判事がトランプ陣営の主張に賛成票を投じる。
② 5人の内1人が、世論に妥協してトランプ陣営の主張に反対票を投じる。
(裁判になれば、おそらく暴動が起こるはずなので、その様子を見せつけられた判事の一部がひるむ可能性があるため)
だからこそ、エイミー・バレット氏を大統領選挙の前に最高裁判事に入れることが重要だった。
ラリーの時からトランプは言っていた(予告していた)。今回の選挙は最高裁に行くだろうと・・。


■最高裁で決着がつかない場合
12/8までに選挙人が決まらない場合、12/14に行われる選挙人による最終投票(本当の大統領選挙)ができない。
そうなると、大統領も副大統領も選ばれないことになる。この場合
連邦議会で選出することになる(上院で副大統領、下院で大統領を選ぶ)
そして、2021年1月6日頃に下院議会の投票が行われるだろう。

(50州の代表各1名が投票し、50票のうち26票を得たものが大統領となる)
現在下院選挙の結果もまだわからない状況だが、人数では民主党が過半数をとる可能性がある。しかし、各州の代表で見た場合は共和党の方が多い。つまり、獲得している州の数では共和党の方が多いのだ。それは、民主党の下院議員は、ほとんどが大都市から選出されているからだ。


ということは、下院議会の投票で共和党が勝つ可能性が高い。
但し、共和党の議員が棄権する可能性もある。そうなった場合は大統領が決まらなくなる。
(最高裁の判断で明確に決まらなかった場合は、世論にひるむ議員が出てくる可能性があるので、いくら共和党議員であっても投票せずに、棄権するという可能性もある。)
一方、上院議会の方は、副大統領を選ぶのだが、過半数を共和党が占めているのでペンスが副大統領に選出されるだろう。
下院で大統領が決まらなかった場合は、ペンス副大統領が"大統領代行"になる。


そしてもしも、上院議会でも共和党議員が棄権して、副大統領が決まらない場合はどうなるのか?
下院でも上院でも決まらない場合、どうなるのか?
ペロシ下院議長が"大統領代行"になる。(これが最悪のケースだ)

 

但し、トランプの裏の作戦(真の作戦)が進行しているので、絶対にそうはならない。

 

つづく