米上院がバイデン疑惑調査報告。疑惑を報道しない米マスコミ。
2020年9月26日

今回の大統領選挙で、民主党バイデン側の問題は、息子のハンター・バイデンを通して、ウクライナ、ロシア、中国との"不正なお金の流れ"があったのではないか?という疑惑だ。
この疑惑に関しては、これまで様々な噂はあったものの、明確な話としては確定していない。
まだ噂の段階であり、トランプが勝手に言っている陰謀論であると、逆に批判されている。
しかし、米上院議会(特に上院共和党)が、この疑惑を約1年に渡って調査をしてきた。

その調査結果が、今週ついに出たのだ。


この内容自体も大事なことだが、最もおかしなことは調査結果の報道の問題である。
米メディアの報道は、そっけなく、そして否定的だ。
■9/23 NY Times の記事


共和党はバイデンの悪事の証拠を発見できず。
共和党の上院が調査したけど、何も出てこなかったではないか!という内容


■9/23 WP の記事 (ワシントンポスト)


共和党のハンター・バイデンの調査結果、トランプの陰謀論を証明するものは何も無かった。


■9/24 Bloomberg の記事


共和党はハンター・バイデンの疑惑再燃を狙ったが、何も見つからず。
結局、今回の上院の調査結果は何も無かったではないか!証拠は何も出てこなかったではないか!陰謀論のままで終わっている、という報道になっている。
しかし本当にそうなのか?
まず疑惑の内容と、それから上院議会が報告した内容を見ていこう。


<疑惑>
ハンター・バイデン(ジョー・バイデンの息子)とウクライナのブリスマ社の疑惑
・2014年バイデン副大統領がウクライナ汚職問題担当に
・2014年ハンターがブリスマ社の取締役になった
・2015年バイデン副大統領がブリスマの汚職疑惑の捜査に介入・停止
(ハンター・バイデンの疑惑は、本当は中国疑惑の方が大きいが、今回の調査はウクライナの方に重点を置いている)


ウクライナは当時、汚職だらけの国だった。ロシアとの関係やその他の汚職も多々あり、混乱した政界になっていた。
この当時の米国の政権がオバマ政権で、副大統領がバイデンだった。米国はウクライナを支援していた。その理由は、ロシアとオバマ政権は対立していたから(オバマ政権はプーチンが大嫌いだった)ので、ロシアと対立しているウクライナを支援していた。

そのウクライナの国内には、汚職問題が沢山あり、政治が機能していない。
そこでまず、この金の問題を解決しなければならないということで、オバマ政権がウクライナの国内問題である"汚職問題"に介入してきた。

その時のウクライナの担当がバイデンだった。バイデンが直接担当することになった。


それが2014年だ。そしてその数週間後に、何故か息子のハンター・バイデンが、ウクライナのブリスマ社(エネルギーの会社)の取締役になっている。
そして、その翌年2015年に、汚職問題が煮詰まってきていて、このブリスマは汚職のデパートのような会社であり、マネーロンダリングやタックスヘイブン問題等が色々あった。

それに対してウクライナ政府が、ブリスマに直接捜査に入ろうとしたのだが、バイデン副大統領がこれに介入してきたのだ。そして、捜査を停止させた。
このような経緯があった。


その後、米国はトランプ政権に変わり、ウクライナの方も汚職まみれだったので、クリーンな大統領が熱望されており、ゼレンスキーという元俳優が大統領になった。

米国もウクライナも両方とも大統領が変わったのだ。
その二人が会談した。


直接会談する前に、二人は電話で話をした。
その時にトランプ大統領が、ゼレンスキー大統領に脅迫まがいのことを言ったというのが、その後に問題となった。
これが、トランプ大統領の「ウクライナ疑惑」と呼ばれるものだ。
内容は、ウクライナのゼレンスキー大統領にトランプ大統領が、ジョー・バイデン親子の疑惑調査を強要したと。これを実施しなければ、米国からウクライナへの軍事支援4億ドルを出さないぞと。このように強迫したというのだ。(※当然、事実はしていない)
でも、強迫したという疑惑になっている。


このように外交政策を自らの再選のために、大統領職を利用したということで、トランプはこの後、議会で弾劾を受けることになった。しかし、この弾劾は成立しなかった。
ここまでが経緯である。


今回上院が発表した「ジョー・バイデン親子」の疑惑、その報道は、先ほどのNY Times等のアメリカの主流メディアでは、証拠がなかったと報道されている。しかし、事実はそうではない。


■NYポストの記事 (NYポストは、どちらかというと共和党寄りの新聞)

この新聞では正確に調査結果を報道している。


ハンター・バイデンは、ロシアの大富豪から350万ドルを受領している。
これが、今回の調査で出てきた新事実だ。
ロシアの大富豪とは、元モスクワ市長の夫人だ。プラスチック会社の社長で、ご主人がモスクワの市長だった。


モスクワ市から圧倒的な注文を受けることによって、大富豪になったという人。ご主人は亡くなっており、今は未亡人である。
その後、何故かハンター・バイデンを"コンサルタント"として雇って、そのコンサルタント料として350万ドルを送金している。ハンター・バイデンはコンサルタントでもない。普通の人だ。

その人に、どうしてこのような大金をコンサルタント料として送金しているのか?

ここに疑惑が出てきている。


2015年にオバマ政権のスタッフが、ハンターが取締役になった際に進言。
ハンターのブリスマ社の取締役職は、当時のバイデン副大統領と「利益相反」になると懸念して、対処すべきであると、ホワイトハウスの中で進言している。しかし、この声は聞き入れられなかった。と調査報告に出ている。
更には、中国共産党、人民解放軍に関係する中国籍の人物からハンター・バイデンにお金が送金されている。また更に・・・

 

■9/23 NYポストの記事


ハンター・バイデンが、これらの資金を様々なところに使用しているが、その中に東欧の売春組織、人身売買の組織に大金を送っているという証拠を、米政府は掴んでいた。
その政府からの情報で、上院議会が報告書にその記録を入れている。


このように様々な疑惑があり、今回の調査結果で出ているのだ。
なので、「NY Times」や「WP」が何も無かったと言っているが、何も無くはないのだ。
そして問題は、「ハンター・バイデンには何の専門性も無い」ということだ。

彼はブリスマという会社の取締役になっているのだが、そもそもエネルギー会社の役員経験は無い。なのに、何故ブリスマはハンターを雇ったのか?
それから、ウクライナの専門家でもなく、ウクライナ語が話せる訳でもなく、ウクライナ・ビジネスの経験も無い。
中国にもいろいろ関係しているが、中国ビジネスの経験なし。
ロシアでも大富豪からお金をもらっているが、ロシア・ビジネスの経験なし。
これら全て何の経験もないのに、何故、このようにあちこちで雇われて大金をもらっているのか?


■9/23 WSJ の記事


ブリスマがハンターを雇ったのは、バイデン副大統領がウクライナの汚職問題担当になった直後だった。
上述の経緯の通り、バイデン副大統領がこの担当になった数週間後に、ブリスマがハンターを雇っている。
そしてその後に、ブリスマはウクライナ汚職問題の捜査の最大のターゲットになった。
その最大のターゲットであるブリスマの役員に、バイデン副大統領の息子がいる。
そしてバイデン副大統領は、その捜査をしようとしていた捜査当局に「捜査を止めろ」と命じている。
そして、実際に捜査は無くなり、ブリスマは明らかにマネーロンダリング等をやっているのに、何のお咎めも無かった。というのが事の次第だ。


■9/24 FOXニュース

番組司会者のショーン・ハニティは、
「バイデンの大統領候補としての資格は無いのではないか」と言っている。

ここまでの内容が、上院調査結果で出ているのにも関わらず、この人物を大統領候補として、そのままにして置いて良いのか?と言っている。


そして、マスコミは、バイデンに対してもっと厳しい質問をしないのか?

私はこれを疑問に思っている。
まさにその通りである。厳しい質問どころか、「何もなかったではないか」とさえ米主流メディアは言っている。
米主流メディアの言い分としては、「ハンター・バイデンとブリスマの関係、確かに疑惑は存在している。しかし、その疑惑が"米国の外交政策に影響を与えた証拠"はない」と言っている。
バイデンが副大統領で、米国の外交政策に関わる地位にいたのは確かだ。しかし、この疑惑によって、バイデンが何らかの外交政策を変えたのか?そんな証拠がどこにあるのだ。

というのが、バイデンを応援している米主流メディアの言い分だ。


問題は、「米マスコミ(主流メディア)がバイデンの疑惑を取り上げないこと」
そしてこの件で、何故かバイデンをかばい続けていること。

 

これは今回だけではなく、ずっとだ。この疑惑が出たのは1年前からだ。

1年前から出ていながら、米マスコミは全く報道しようとしない。

取り上げもしないし、厳しい質問も全くしない。
これは、

「米マスコミと民主党の共謀である」
だから、米の主流マスコミが報道しないので、日本のマスコミが報道するはずもない。
ただ、米マスコミの中でも今回きっちりと報道しているのは、NYポストとWSJの2紙ぐらいだ。
その他は全然報道していない。

 

 

・・・ということで、本当は9/23に、このニュースが飛び交うはずだった。

Qもリンクを投稿しました。(NYポストの記事)

https://nypost.com/2020/09/23/senate-report-links-hunter-biden-to-trafficking-ring/?

最後に・・・

#4748 ドロップ

報道されないのか?
なぜなのか?
メディアを支配しているのは、悪と腐敗のシステムの一部であるのと同じ人たちなのか?
コントロールのシステム。
人類に対する犯罪。
あなたは自分で考えることを許されていません。
あなたは彼らの力[コントロール]に挑戦することを許されていません。
従い、受け入れる。
民主主義の幻想。
自由の幻想。
なぜメディアは、分裂を推し進めるのか?
なぜメディアは、暴力を煽るのか?
なぜメディアは、人種 対 人種を競うのか?
なぜメディアは、宗教 対 宗教にこだわるのか?
なぜメディアは、性 対 性を並べるのか?
なぜメディアは、階級 対 階級を並べるのか?
分裂したあなたは弱い。
分裂されたあなたはお互いに争う。
分断されたあなたは、彼らの制御システムへの脅威を提起しない。
団結は強い。
団結は力だ。
団結は人間性である。
制御されたメディアは、あなたが無力[無力]で眠っている[真実を認識していない]状態を維持するために、作り話しの数々を形成する上で主要な役割を果たしている。
国民の敵。
人間性の敵。
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