毎月の電気代より安い蓄電池? | エムズアソシエイツ施主様ブログ

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こんにちは、アロマグレーです🙋

もうすぐ3月、桜が咲く季節が来ますね〜🌸

その桜が散ると我が家の庭では、待ちに待った白いハナミズキが綺麗に咲き誇ります。

秋の落葉後から数ヶ月間、新しい花芽をぷっくり膨らませて今か今かとその時をじっと待っていました。

あぁ〜今年もこの季節が来るなぁと今からわくわく。

なんだか桜よりハナミズキの開花のが待ち通しいです🤭


🔽昨年のハナミズキ



では、本題🤗

今日は蓄電池について深掘りです。

というのも一度検討された方はご存知と思いますが、我が家は新築設計時はあまり深く考えず建築費減額のため一発パスでして、今回初めて勉強したので今後の方のためまとめたいと思います。

(新築時は太陽光パネルのみ設置済み)



きっかけはしょうもないのですが、とあるショッピングセンターでイベントをしていて、息子がそこにあったおもちゃのショベルカーに乗りたいからということで、もちろんその代わりのセールストークには乗るつもりもなく、あるリフォーム会社の話を聞いたとこからです。

リフォームはまだ関係ないからと思いきや、内容は太陽光発電&蓄電池と最近の電気事情でした。

先月1月の電気代を見た直後のことだったので、そのまま話に聞き入ってしまい....、むしろ息子が待たされている状況🤣


そして今回考えたのは、

長州産業 9.8kwh蓄電池

(💡互換性のため太陽光パネルと同じメーカーを選んだ方が良いようです。保証も下りないみたい。)


我が家の設置目的は、電気代の大幅値上げによる不安から、電気代節約になればといったところです。

太陽光パネルは設置済みなので、今19円で昼間売っている電気(売電)を蓄電池に貯めて、39円で買っている電気(日頃の電気代)の代わりにあてて自家消費した方が良いんじゃないか?という考えです。



👷セールストークの内容は、

①寿命が30年もつ蓄電池があるよ!(15年保証)

②設置すればそこからは深夜電力を少し買うだけで電気代が浮くよ!

③売電終了の10年後に購入しようと思うと、子供の進学で出費重なるし今買っておいたらどうですか?


という話。


気になるのは金額ですね!👀

長州産業 9.8kwh蓄電池 💴2,233,000円でした!

とは言っても蓄電池が付いた瞬間から電気代 0円になるのではなく....不足電力が発生するのでそこは電力会社より買取り。

蓄電池設置にかかる費用の詳しいシミュレーションは、

・蓄電池 2,233,000円

不足電力 4,290円(毎月平均)

 ↑基本料金1,500円と、我が家の電力使用データより

 月平均 93kwh(@30円)不足するので2,790円


ここで疑問🤔

Q:蓄電池があっても買取る電力0円にできないの?

年間通して電気使用量多い月もあれば少ない月もあります。多い月に合わせて容量の大きい蓄電池を買うと、少ない月はその大きさが勿体ないので(蓄電池自体大きいほど高いから)、使用電力に合わせた容量の蓄電池買う方が良いようです。

そこで電気使用量の多い月は電力の不足する日が出てきて、電力会社から不足電力の買取りが必要になるのです。それが月平均にならすと我が家の場合4290円となりました。




結論として、

リフォーム会社👷

「今蓄電池を2,233,000円で買っておけば、30年間毎月4,290円の電気代で過ごせますよ!」


「蓄電池金額を月換算してみると、

 2,233,000円÷15年(15年保証)÷12ヶ月= 月々 12,405円

 毎月の不足電力を足して、

 12,405円+4,290円=月々16,695円

(現在、我が家の月平均電気代は 13,173円です。)

今の月平均電気代に少し足したくらい。その後は4,290円で暮らせます。」というお話でした。


🔽長州産業株式会社のHPより。
 「スマートPV蓄電池」の特徴です。
 ○コンパクト設計で室内・外に設置可能
  (空気清浄機のようなサイズ感でした)
 ○11000サイクル使用可能。
   (1日1回充電が1サイクル。11000回充電できるということ。)
 ○保証期間15年
 ○AIが翌日の天気予報や気象警報をキャッチして、
  充電量を調整。
  (翌日晴れなら夜間充電少なめ、台風等の警報が予測されればその時点から満充電開始など。)




💡それから電気料金事情についても聞きました。

数年前からニュースで電気料金の値上げを耳にするし、実際毎月の請求料金を見ると値上げを実感します。

「値上げ」と言っても何がどう値上げなのか?

検針票を見るとよく分かります。


月々の電気料金とは

・基本料金

・電力量料金

・燃料調整費

・再エネ賦課金  から構成されています。

検針票に載っている項目です。

この中の「燃料調整費」と「再エネ賦課金」の金額が年々上がっていることで、電気料金が上がっているのでした。

🔽電気検針票


⏬拡大



Q:「燃料調整費」と「再エネ賦課金」ってなに?

①燃料調整費とは、燃料の調達にかかるコストの上がり下がりを調整するもので、最近の世界情勢の影響で燃料調達にかかるコストが上がっているとよくニュースで聞きますよね。

この燃料調整費の単価推移が2021年9月頃の -3.94円から、先月2023年1月の 12.30円とぐんと上がっていて、この数字が月使用量にのしかかってくるので電気料金が急に値上がりしていたのです。

燃料調整費単価 12.30円✕月電力使用量 735kwh

 =燃料調整費 9040.5円」

が電気料金にのしかかっています。

そんな項目気にして見たこともなかった😨


🔽2023年1月検針票


🔽2022年1月検針票

ここで前回の話。

「2022年から一年エムズハウスで暮らしてとても快適だけど、どうも断熱性能の高さが電気代に反映されてない?」

この感覚は間違いではなかった。

この燃料調整費が影響していました。

ある意味安心😅


燃料調整費単価の変化 (検針票の矢印→のところです)

2022年1月 −1.79円 →2023年1月 12.30円

一年で 14.09円プラス (これが電力使用量にのしかかる)


 一年前から我が家の燃料調整費がどれだけ上がったかと言うと。。(燃料調整費単価☓電力使用量kwh=燃料調整費)

14.09円 ✕2023年1月の電気使用量 735kwh

 =10356.15円上乗せ!!


2022年1月と比べて、同じだけ電気を使っていたとしても、2023年1月は10356円プラスされているということ!!

この「燃料調整費」って電気料金の請求金額の中でかなり大きい存在です!

こんな仕組みがあったなんて。。

でも痛い存在ですがこれが無いと、電力会社は燃料調達のコストを払いきれないので倒産してしまいます。そうすると私たちも安心して電力を使えない事態になるので仕方ないというわけです。




②再エネ賦課金とは、太陽光発電など再生可能エネルギーで発電した電力を買取るためにかかる費用を、電力会社から電気を買っている使用者から徴収するお金です。

平たく言うと太陽光発電している家庭の売電料金を支払うために、電力を買っている家庭から徴収しているお金ということになります。

これも徐々に変化しながら電気料金に上乗せされていたのです。

ピークは2030年頃らしい。

そういえば検針票に載ってたけど気にしてなかった😨

まぁ売電収入もらってるしいっか(笑)




つまり、

リフォーム会社👷

「自宅で電気作っちゃえば、↑みたいな値上げに影響されず電気が使えますよ。

+α 災害時の備えにもなりますよ。」

ということで、実際昨年の静岡の停電でも蓄電池を設置したお客様が近所で自分のところだけが電気が付いて、携帯充電やご飯を炊いてあげたりなどと電力を分け合ったというお話も聞きました。



今回リフォーム会社のセールスをきっかけに蓄電池と電気事情を深く勉強することになりました。

何気なく見過ごしてきた電気代。。

電気料金値上げと一言で言っても、こんなに差があるなんて今後の変化が恐怖です。

値上げに左右されないよう自宅で電気を作るのがいいのかな?

さて、我が家は蓄電池導入を決めるのでしょうか??

長いので次回です😅